横浜高校とベイスターズ
お断り
今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。
プロ野球出身高校ランキング1位は大阪桐蔭、2位は横浜高校
2024年シーズン前の時点でプロ野球選手の出身高校ランキングの1位が大阪桐蔭で21名、2位が横浜高校で19名でした。この2校がダントツで続いて広陵、花咲徳栄、東海大相模と並びます。24年のシーズンでベイスターズには上位5校全部から出身選手が在籍していました。
横浜高校とベイスターズの繋がり
横浜に本拠地を置くだけにベイスターズには横浜高校出身選手が、25年でも筒香嘉智、松本隆之介、度会と3人います。コーチでは鈴木コーチが横浜高校出身です。24年には在籍していた小池コーチと石川投手が減っています。2015年は土屋、倉本、石川、後藤、荒波、多村、筒香、乙坂と8人横浜高校出身の選手がいたのでだいぶ減っています。
同じ神奈川の名門校でも東海大相模出身者は少ない
同じ神奈川の名門校東海大相模出身の選手もプロには多いですが、24年唯一の出身選手だった大田選手がオフに退団し、25年からはドラフトで加藤響選手が入団して1名をキープしています。過去に在籍した選手でも宮下、長谷川国利、稲嶺、田中俊太といった選手ぐらいで、横浜高校に比べるとかなり少ないです。
特定の高校との繋がりについて
横浜高校のように長く監督と野球部長が同じ人が務めていると繋がりがあった方が有利であるともいえます。ドラフト制度なので指名されれば、嫌でもその球団としか交渉できませんが、繋がりがあればドラフト前になんとなく「お宅が指名しても行きませんよ」というようなムードは出せる可能性があります。しかし、近年は野球の強豪校自体が目まぐるしく変わっており、指導者も長く同じ人が務めるというケースが減ってきています。そういった事情からも特定の学校とがっちり繋がるよりも幅広く関係を持った方がいい時代になっているかもしれません。大学も以前に比べて地方大学に有力指導者転出して、六大学や東都一部の大学だけにべったりもできなくなっています。
名門校の選手は使える
野球の強豪校の選手は勝つための練習や方法を叩き込まれているので、プロに入って覚えることが多くても対応しやすいというメリットがあります。ドラフト初期に各球団スカウトの隠し玉のような無名校の選手が上位指名されていた時期があります。素材がいいということはあるのかもしれませんが、プロの細かい野球に対応できずに消えていった選手も多いです。名門校に在籍していてもドロップアウトした選手を隠し玉に使ったりする例も西武時代の根本さんがよく使っていました。しかし、現在ではドロップアウト系の選手は独立リーグなどで拾われていて、育成選手を多く抱える球団は、昔で言う隠し玉クラスの選手を総ざらいしている感じがします。名門校出身の選手はプロの試合で対応しやすい素地はあります。これが無名校出身でサインプレーや連係プレーなどの経験が少ないとそれだけで1,2年過ぎてしまうこともあります。この辺りの塩梅をどう考えてドラフトに臨むかがチームの分かれ目になりそうです。
青森山田高出身が3人
ベイスターズはオフにトレードで三森が加入して、京田、三森、堀岡と青森山田高出身の選手が3人になりました。横浜高校と同数になりました。ベイスターズの中での出身校勢力図が変わってきそうな感じです。