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野球企業になったDeNAの切り札 筒香 バウアー


お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

ゲーム事業の落ち込みを救うベイスターズ

日本の野球チームは親会社の宣伝費の範囲で税金対策として行う、親会社の宣伝ツールという考えが昭和の古いファンにはお馴染みでしょう。国税庁では、プロ野球は1954年に「職業野球団に対して支出した広告宣伝費等の取扱について」と称する通達が出されており、親会社に対する税優遇が認められています。具体的にいえば、親会社が球団の赤字を補てんした場合、損金算入に限度のある寄付金ではなく、損金算入できる広告宣伝費として扱うことが認められています。Jリーグ等ではこの適用がなく、古い野球ファンがプロ野球の選手補強は親会社の利益次第と思っているのは、1954年から変わっていない税法によるものです。一方でアジアNo1スポーツクラブの売上を出したソフトバンクホークスは350億円の年間売上を達成したことがあり、200億円の売上を超えるのはNPBでは他に巨人、阪神がギリギリ行くかどうか?という感じです。ベイスターズを含むDeNAのスポーツ事業は4~12月で236億円の売上で、この9割強がベイスターズの売上(スタジアムも含む)と言われていますので、4~3月では300億円近い売上をあげることが見込まれます。スポーツ事業の利益は4~12月で44億円とゲームを逆転しています。このため2024年もベイスターズは売上が上がるチームでなくてはいけません。

#日経COMEMO #NIKKEI

売上を上げるチームになるには優勝と人気選手を揃えること

チームの売上が上がるには順位が上位でなくてはいけないとDeNAは考えています。そのために優勝ということは常に意識しています。2023年228万人の集客でしたが、全試合34,000人満員状態にすれば240万人を超える集客も可能です。また2023年で45年に渡って権利が保障された250万円のオーナーズシートの期限が来ました。この554席分を新たに有料で販売できるため収益力もUPします。そのために勝つこととと同時に売上に貢献できる選手が必要です。クローザーの山崎康晃、キャプテンになった牧、ルーキーの渡会、首位打者の宮崎、前キャプテンの佐野、最多勝の東、祐大のお陰の山本等々グッズが売れる選手は重要です。2023年はバウアーがグッズ売上に貢献しました。バウアーの企業バウアー・アウテージへの出資もベイスターズの売上に寄与しています。バウアーのベイスターズ復帰を長い間待っているのは、戦力としてだけでなく売上への貢献もあるのです。そしてもう一人、DeNAがベイスターズを買収した初期のスーパースター筒香です。彼の帰りを待ち続けるのは、筒香のカリスマ的なすごみと人気です。バウアーと筒香がシーズン途中、ベイスターズに加わり、優勝争いに絡んだ時にはアジアNo1売上を誇るスポーツクラブにベイスターズはなることでしょう。DeNAはそこまで計算しているはずです。昭和のパワハラ、セクハラの体質の赤字補填のビジネスとは程度遠い職業野球から脱却した世界に通用するチームを目指しているのがベイスターズだと思います。


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