嶺井と背番号39

お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

嶺井はレギュラー奪取するのか?

2022年に3年ぶり本塁打打つなど攻守に気迫を見せるベイスターズ嶺井博希。高校時代は沖縄尚学高校で1学年上の東浜とバッテリーを組み選抜優勝、大学は亜大でやはり東浜とバッテリーを組み東都優勝、4年時には同期の九里、一学年下の山崎康晃と共に明治神宮大会優勝、高校大学で日本一を経験する捕手として2013年ドラフト3位でベイスターズに入団します。ベイスターズでは2018年の91試合出場がキャリアハイです。打撃では入団2年目2015年の44安打、本塁打5がキャリアハイです。アマチュアで頂点を極めた捕手が改めてレギュラー取りへ挑戦するというタイミングになっています。

戸柱入団で立場がなくなる

嶺井がベイスターズ入団3年目に東都のライバル駒大の捕手だった戸柱が入団します。戸柱は大学になり内野手から捕手に転向した打撃型の捕手で、2016年ベイスターズに入団すると光山コーチの指導でキャンプ中に守備の上達が著しくレギュラーを獲得します。リード面ではベンチ采配に忠実な配球で結果を出します。ここで嶺井は完全に控え捕手に回ります。また2018年にオリックスから伊藤光が入団し、2018年は戸柱がレギュラー奪われる中で試合数は嶺井がキャリアハイとなります。それ以降はどんどん出場試合数を減らします。

投手を立てるリード

嶺井は高校大学と東浜という大エースを立てるリードで勝ち続けました。大学では亜大ツーシームを駆使する東浜、九里、山崎康晃に気持ちよくウイニングショットを使ってもらうというリードに徹することで勝ってきました。しかしベイスターズでは圧倒的エースとの出会いがなく、リードという面で投手と共に苦しい場面でバッテリー共々真っ白になってしまう状況が増えました。今シーズンはむしろ捕手として配球を引っ張る立場のリードが目立っています。打撃と共にリードで嶺井はベイスターズのレギュラー捕手を狙います。

背番号39は捕手の番号

背番号39はドジャースの名捕手ロイ・キャンパネラが付けていたことで有名です。キャンパネラに憧れて明大から大洋に入団した土井淳捕手が背番号39を付けました。これが背番号39が捕手の番号として定着した始まりといえます。大洋、ベイスターズでは土井、山本、三浦、高浦、秋元、中村武志、嶺井という捕手の背番号の流れがあります。他球団でも阪神矢野、中日中村、清水、武山、阪急中沢、オリックス三輪、南海黒田、ロッテ福沢、広島水沼・・・こういった捕手が背番号39で活躍しました。嶺井は捕手として歴史のある背番号39を背負いレギュラー奪取を目指します。

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