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ベイスターズ26年ぶり日本一


お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

三浦監督の采配ズバリ 

2024年11月3日 ベイスターズは日本シリーズ第6戦 11-2でソフトバンクに勝ちました。ベイスターズは26年ぶり日本一です。セ・リーグ3位からの日本一は2010年千葉ロッテの3位から日本一以来の下剋上でした。ベイスターズの先発大貫は4回56球被安打5奪三振3与四球0で柳田に打たれたホームランでの2失点でマウンドを降ります。シーズン中の三浦監督であれば、大貫を7回ぐらいまで引っ張るパターンでしたが、5回からは濱口をマウンドに送ります。

濱口気迫の投球

濱口はリリーフに向いているのか、150km/h近いストレートと得意のチェンジアップで5回のソフトバンク打線を0点に抑えます。これで完全にソフトバンク打線を意気消沈させます。

帰ってきた筒香のホームランで先制

2019年にMLBに移籍して5年ぶりにベイスターズに帰ってきた筒香が、日本一への号砲となる先制ホームランを2回に放ちベイスターズへの流れを作ります。続いて戸柱ヒット、森敬斗ツーベースので二死2,3塁から桑原がタイムリーヒットで2回に3点取ってチームが活気づきます。

5回怒涛の攻撃で7点

試合を完全に決めたのは5回の攻撃でした。4-2と2点差までソフトバンクが迫ったところで5回、ソフトバンクは第3戦に先発したスチュワートをマウンドに送り逆転のチャンスを窺います。一死後、戸柱ヒット、森敬斗四球から不調でスタメンを外れた佐野が代打でヒットを打ちます。満塁から桑原が押し出し四球。続く梶原がタイムリーヒット。牧がセカンドライナーで二死となり、オースティンが押し出し四球。筒香が走者一掃のツーベースで10点目が入ります。宮崎もツーベースでこの回7点目で11-2とします。

リリーフ陣完璧

濱口の気合のリリーフの後も坂本が6,7回を無失点に抑え、8回を伊勢が無失点に抑え、9回はクローザー森原が最後のバッター柳田を空振の三振で〆て日本一となります。

シーズン中の温情采配からデータ重視の采配でポストシーズンを勝ち抜く

9月にレギュラー捕手の山本が骨折で離脱、リリーフのウィックが脇腹肉離れで離脱、クライマックスシリーズ初戦で東が太もも肉離れで離脱、ファイナルステージ2戦目で伊藤光にがふくらはぎ肉離れで離脱という故障者続出の中で、ポストシーズンはデータアナリストからコーチに転向した大原コーチ、靏岡コーチに託す形で、投手や打者のパフォーマンスデータ等を踏まえた選手運用に完全にシフトしました。シーズン中は三浦監督が両コーチと話し込み温情采配もありましたが、ポストシーズンはシビアな采配が続いたのはデータ重視で勝つことに全集中した采配で勝ち抜いたのです。長いポストシーズンで、度会や勝又といった若手ではなく、神里などを起用していたのも日本一になるためのデータ采配によるものだと思います。最終戦も温情でベンチ入りしていた山本を起用するとか、長年リリーフで活躍した山崎康晃を起用するとか、若手のホープ松尾を起用もできたでしょうが、勝つことに特化した采配で完璧にソフトバンクを抑え込みました。2025年リーグ優勝からの日本一を目指すための新しいベイスターズの姿が見えてきた日本シリーズでした。

ベイスターズ日本一おめでとうございます

26年ぶりのベイスターズ日本一おめでとうございます。その裏では次のシーズンが始まっています。二軍監督には桑原義行パフォーマンス部長が就任。石井琢朗コーチの二軍への配置転換も決まりました。一方でラミレス前監督が外野守備走塁コーチとして絶賛していた上田佳範コーチが中日を退団して戻ってきます。石井コーチと広島、ヤクルトで一緒に指導していた河田雄祐コーチもヤクルトを退団して入団するようです。そしてベイスターズかつての4番打者村田修一コーチがロッテを退団し、ベイスターズに戻ってきます。2025年のベイスターズは11月4日から始まるのです。セ・リーグ優勝するための戦いが始まりました。

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