山下達郎氏のサンソンでの発言を考察する

2023年7月初旬に松尾潔氏がツイートした内容が発端となり、
2023年7月9日の山下達郎氏のラジオ番組で
それらの件やご本人の見解、スタンスなどをお話しされました。

ネット上には全文書きおこしや動画サイトでその部分をアップロード
してる方が一定数居るので双方の言い分含めて調べてもらえればと
思います。

ここでの内容に関しては発言の是非や両者の正当性を問うものではなく、
私の目線から見た山下達郎という人物の考察であります。そうした議論に
関してはここでは行いません。また、約20年近く山下達郎さんのファンクラブに入っているので、どうしてもそちら寄りの考察になってしまう事も予めご了承ください。


先ず、今回山下達郎さんというより、本来であればスマイルカンパニーの
社長と松尾氏の問題であったという事であり、尊敬する達郎ご夫妻であれば
何かしら庇ってくれると思っていたけどそうではなかったという事で
個人名を記載してしまった松尾氏のやり方に対して達郎さんが物凄く不快感
を示したんだろうなと推測します。

また、スマイルカンパニーの主要取引先である会社に対しての物言いは、
松尾氏の相当な配慮があったとは言え、達郎さんの虎の尾を踏むことに
なったと思います。この辺は直接コミュニケーションが取られる機会が
あればまた違ったとは思いますが、弁護士を通じてでしか会話が成立せず
物別れになってしまったという意味でチャゲアスのお二人を思い出します。

ジャニー喜多川氏やジャニーズに関してのスタンス、それら含めた
自分のスタンスに否定的な人は自分の音楽は不要でしょうと切り捨てた
内容に関しては、これまたずっと一貫しています。

ファンクラブの会報誌でも、達郎さんのやる事なす事に文句を言ってくる
人が一定数居て(毎回クリスマス・イブをライブで聴くのは飽きた等)、
「そういう方は見に来なくて結構」と切り捨てる発言を繰り返しています。

またライブの時でも、達郎さんに馴れ馴れしく一曲オマケで歌ってと
客席から言ってくる人に対し明らかに不快感を示す発言をしたりした
事もあります。言われなくてもやるつもりだったのに、あからさまに
要求してくる姿勢が「粋」ではなかったと感じたのでしょう。

達郎さんにとっての「粋」の美学があり、そこから外れる人は無理に
こちらに合わせなくていいよというスタンスはずっとあります。

元々60歳手前で残りの音楽活動はどうなるかを考えた際に、今みたいに
全国をホールツアーでやり続けられるとは思っていなかったみたいで、
たまにやる3人編成のアコースティック・ライブで全国のライブハウスを
回れる位の活動ペースに落ちても構わないと常々仰ってましたから、
もしかしたらそうなる覚悟をもっての発言だったとも考えられます。

また、スマイルカンパニーの現社長はそれこそ幼少期からの付き合い
でしょうから、彼の言動に対しても思う所があれば言うでしょうが、
最終的にはそちらに肩を持つというスタンスが現れたのだと思います。

私も会社員時代、役員の方々に「いくら役員が間違った判断をしたとしても、それを忠実に実行するのが良い社員だ」と言われた事があります。

今回の件は社長の一存であると思いますが、そこに対して反論を一切
しなかった。その事を名指しで口外してしまった松尾氏のスタンス
そのものへの不快感で、こうなってしまったのは仕方ないかなと思います。
将来的にスマイルカンパニーがどうなってしまうかは別として。

松尾氏はそのスタンスを継続して今後も活躍してほしいですし、
その成功を願います。スマイルカンパニー側の方々もスタンスを
きちんと表明された以上、それに賛同して頂ける方々に対して
喜ばれるよう今後もしっかりと活動してほしいと願います。

そして、今回の騒動で自分含めた心を痛められている方々も
どうか負の感情に支配されないで欲しいと願います。
達郎さんの事を嫌いになっても構いませんが、嫌いな人の事を
四六時中考えながら生活するのは非常に勿体ないと思いますので。

自分の機嫌は自分で取る。
私は私なりのスタンスで、今後も接していきます。




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