社労士試験 労働基準法の体験談・攻略法
各科目の攻略法の1回目、労働基準法を書いていきたいと思います。
労働基準法は一番はじめに勉強する科目で他の科目の土台になっている法律です。
試験では選択式3問、択一式7問出題されます。
ここ数年は易〜普の難易度で推移しており、基準点の救済もありません。
ページの後半に選択式対策で使用した教材、サイトも紹介するので、ご参考になれば幸いです。
1.メリハリをしっかりつける
労働基準法は勉強し始めがとても面白いです。
労働憲章は労働者保護の規定が多く、内容もそこまで難しくないためスムーズに進められるかと思います。
勉強を進めるにつれて徐々に本性を現し、牙を剥いてきます。
特に難しい分野が「36協定」「変形時間労働制」「年次有給休暇」と言われております。
上記以外の分野は暗記でゴリ押し、過去問を繰り返すことでサクサク進めていき、難解な分野に多くの時間を割きましょう。
個人的には過去問の答えを覚えてからが本番だと思っております。
まずは、答えを覚えるのでも良いので、慣れてきたらどこが論点になっているかをしっかりと押さえてください。
よくやりがちなのが、難しい分野が理解できないと前の分野に戻ることです。
関連のある分野であれば良いですが、できれば最後まで完走した方が良いです。
2.選択式対策
選択式は3問で、基本事項1問と最高裁判例2問が例年のスタンダードです。
基本事項の1問はとても重要です。
それなりに勉強したレベルでもこの1問は正解できます。
必ず正解しなければなりません。
基準点を割らないためにもmustになります。
逆に他年度受験生の方が、読み間違いや忘れてしまうことでの失点が懸念されます。
択一の過去問をしっかりすることで確実に得点しましょう。
曲者なのが、「最高裁判例」です。
今年度は平易な設問でしたが、最高裁判例2問は警戒しましょう。
3.判例対策
薬太郎の実践した判例対策をお伝えします。
過去問、模試で触れた判例(選択、択一問わず)はどちらが勝訴したかを最初に確認します。
結論を把握した上で、重要ワード(強い言葉、勝訴に至った経緯に直結する言葉)にチェックをつけていきます。
そこで、お世話になったサイトが
「サイキョウ社労士」
上記のサイトは判決をわかりやすく記載してくれています。
「〇〇事件 社労士」でGoogle検索すると大抵は上の方でヒットします。
ぜひ、皆様も活用させれてみては如何でしょうか。
サブ教材として、
「イラストでわかる労働判例100」
www.amazon.co.jp/dp/4539727923www.
こちらは労働基準法以外の判例も網羅することができ、空いた時間に読んでおりました。
100判例と多い印象を受けますが、とても読みやすく勉強になります。
私は薬学部出身ですので、法律をしっかりと学んだことがありません。
最高裁判例は暗記物と割り切って勉強しておりました。
最初のうちは判例を読んでみてもどこが重要ワードがわかりませんでしたが、上記のサイトや教材で結論押さえした上で重要ワードを押さえておりました。
4.模試・答練の活用
労働基準法の選択式、択一式を突破するために様々な知識を取り入れる必要があり、模試や答練がベストと考えております。(過去問はこなしている前提)
今の時期であれば、今年、昨年の模試、各予備校の答練がメルカリでちらほら売られておりますので力試しに購入してみるのも良いのではないでしょうか。
薬太郎は1回目の受験が終わった後に、メルカリで買い漁っておりました。
各予備校のオリジナル問題を解くことで新しい視点を見つけることもできます。
いかがでしたでしょうか。
労働基準法は最初に勉強する分時間がかかってしまいがちです。
社労士試験の格言である、「完璧は求めない」をモットーにメリハリをつけて勉強を進めていきましょう。
次回は労働安全衛生法について語らせていただきます。
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