ホリエモンにプレゼンしてきた

何も考えず一気に長々と書いてしまったので、この先残すのか書き直すのかわからない。だけど、思いの丈をうまく込められたと思う。

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担当コミュでのジェシカさんからメッセンジャーで堀江会の案内が来たのは6.22の朝だった。その日の17時が返答締め切り。

どうやらDiscordでも案内が送られていたらしいが僕は気づいていなかった。

Discordをあまり見ていないのは前からの僕の習性の一つだったが、ここで担当コミュでのジェシカさんが気を利かせてくれて直接メッセンジャーに連絡をくれなかったら、僕は出場できていなかっただろう。

僕は高三だから、ここを逃していたら堀江会に出場せずしてゼロ高を卒業するところだった。

ありがたい。

もちろん迷わずYesと伝えた。

堀江会に出場するまでには、古賀さんによる全5回のプレタツを受講する必要がある。

6/27日が初回で、7/4, 7/11, 7/19, 7/25 そして7/26に本番だ。

初回はプレゼンについてのインプットだったが、なんだか端々にやたら脅してくるような感じがした。すごく不快だった。

こんな精神状態にさせて良いプレゼンが作れるわけがないだろうと言いたいところだ。

本当にしたいことはどんなこともしていい、どんなこともできるという最高純度の安心の中から生まれるはず。

その次の回から、もう実際にプレゼンを作っていき、発表から始めた。

もちろんその次のプレタツまでの一週間にずっとプレゼンを作り込めるわけでもない。スクーリングがあったり、僕はすでにまるまる予定を入れてしまっていたりしていた。

つまりは何かの度にプレゼンのことを思い出す一ヶ月を過ごしていたのだ。

それは不安と焦燥感がほぼずっと付き纏っているということであるし、同時に自分のやりたいことの実現に向けてどんどん解像度が上がっていく胸躍る感覚でもある。

本当に、あのホリエモンにプレゼンするという”ホリエモン締切効果”は凄まじかった。

相談するべき人に、相談を繰り返した。

また直前になって、堀江さんをよく知ることが必要なのではと思い、本は間に合わなかったが堀江さんの人生、考え方を知れるようなサイトを読み漁ったりもした。

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迎えた当日。といっても時刻はまだ1時だ。

どういうことかというと、25日の最終プレタツの時点でプレゼンが仕上がりきっていないメンバーは急遽、古賀さんが時間を割いてくれる事になった。

僕なんて仕上がりきっていないどころか、他のメンバーがプレゼンを発表する中、できていないから相談の時間にして欲しいと切り込んだ具合だ。その夜、23時半から1時間半かけて古賀さんがプレゼンのデザインを教えてくれた。

古賀さんのデザインはやはりプロだ。
僕の伝えたいことを伝わりやすいような形に整理してくれた。

そして不安やわからないことを、前もって打ち明けておかないというのはこれだけ人の時間を狂わすのかと。良い経験をした。

初回のプレタツは不快でしかなかったなんて口も聞けない。ありがたい。

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いよいよ本番。みなどこかそわそわしている。

ついにやってきたホリエモンはいきなり怒ってしまった。オペレーション的に連絡ミスがあったらしい。場がシーンと静まりかえった。

僕はこの異様な静けさに笑いそうになってしまったが、大人が人の前でリアルに怒るのを見ることなんてそうそうないのだから良いものを見たと思う。と同時に、ホリエモンはYouTubeでは過激な人という印象を受けがちだが、ただ自分の気持ちに素直に、おかしいことにおかしいといっているだけでは無いのかなという思いも芽生えた。

僕は8人いるプレゼンターの最後だった。

僕の前のプレゼンターは春馬で、その春馬への堀江さんのフィードバックで面白いことが起こるのだ。

春馬がした質問は「どうやったら堀江さんみたいに自信を持ってどんどん行動できるのか」というもので、それに対して堀江さんは

「俺もそんなに自信があるわけじゃない。でもやると思ったら次の日起きたら即やる。考えない。考えるな。考えるな。考えるな。」と。
でも、と何か言い出そうとする春馬に考えるなを繰り返していた。笑

続けて

「俺も不安とかあるんだと思う、あるけど。一日中予定を入れて忙しくして考えないようにしてる。

これは、前に仏教界の人に「堀江さんのそれは仏教では瞑想修行って言うんですよ」って言われたことがあるんだけど。

仏教って宗教というよりは哲学みたいなもので、どうやったら人が幸せに生きるかっていうのを追求したものなので驚くことに現代人の悩みはだいたい解決策が書いてある。不安を消す方法とかね。だから仏教ちょっと読んでみると良いんじゃない。

あなたがどうかはわからないけど、俺は自分の好きなことやりたいことをやって幸せに今を生きるのが良い生き方だと思うから。」

というようなことをおっしゃられた。

もう、胸が踊りまくった。

この堀江さんの発言は、僕が堀江さんに対して抱いていた親近感を確信に変えた。

事前に堀江さんの人生や考え方を知れるサイトを読んでいたのだが、読み漁っているとだんだんと”あれ、この人の考え方って俺と似てるかも”なんて思い始めていた。スッと入って来たのだ。その考え方知ってる、と。

ああなんだ。過激に見える堀江さんだけど実際は自分の好きなことやりたいことを突き詰めて今を生き、幸せに生きたいだけなんだ。と確信した。あまりに社会に対して違和感がありすぎるからいつも怒っているようにみえるんだ、と。そういえば僕も高一あたりまでずっと腹の中でキレていた。この世界のおかしさに。

そんなふうにして自分との共通点を見つけて勝手に親近感が高まった状態で自分のプレゼンターンになったので、全然緊張せず落ち着いて話せた。

僕のプレゼンのテーマは「マインドフルネスを教育カリキュラムに導入したい」である。

堀江さんがマインドフルネスをされないことはサイトで読んでいた。でも僕からすれば生き方がマインドフルネスですよね、と言いたいところだった。僕がいっているマインドフルネスというのは目を閉じてじっと座る単なる行為を指しているのではなく、状態のことだ。

・今この瞬間に 
・評価や判断をせずに 
・気づいている  心の状態。
それがマインドフルネスだ。

堀江さんの生き方はものすごくマインドフルネスだと思う。

だが、プレゼンの途中で堀江さんは明らかに興味を失ってしまっていた。僕のマインドフルネスに対する認識が伝わっていないからだ。

案の定、フィードバックタイムに入って開口一番、「マインドフルネスとかって今すごい話題になっているけど僕は自分の中でそのメソッドが確立されているので全然興味ないんですよね。」と言われた。

一気に喋られたので僕が口を挟む隙はなく、続けて

「興味はないけど、サウナも今すごい流行っているじゃん。サウナって、サウナのある会社がSupremeのロゴをほぼ丸パクリしたんだけど、僕あれが契機だったと思うんですよね。そんなふうにマインドフルネスをイメージアップして広めたいんだったらサウナのムーブメントを真似すると良いんじゃない。」

と言われた。

言いずらかったが

「その、僕がしたいのはだたじっと座っているマインドフルネスじゃなくて。その、堀江さんもマインドフルネス自体はされていないけど生き方がマインドフルだと思うんですよね。

だから、サウナみたいに方法論でやっちゃうと本質からずれてしまうと思うんですよ」とタジタジながら言うと、

即座に

「ズレていいんだよ!」と言う意外な返答が来た。

「そんな本質なんて難しいことを言っても大衆には届かないよ。大衆とはそういうものだよ。

日本で一番流行ってる仏教の宗派って浄土真宗じゃない。浄土真宗ってただ南無阿弥陀仏って唱えれば誰でも極楽浄土に行けますよっていうシンプルな教えじゃない。そのシンプルさが大衆に受けて、結果として浄土真宗をきっかけに仏教の本質にたどり着く人も比例的に増えたわけだけら。

だからなんかわからないけど、マインドフルネスタオルとかいってこのタオルさえつければマインドフルネス状態になるー!とかいってとか。そのぐらいのシンプルさが大衆に届くよ。」

といっていただいた。

長くなったけどこのやりとりは本当に面白かった。

いい経験をした。

僕は本質をずらしてまでマインドフルネスを伝えたいとは思わないし、今は時代的に本質を伝えても自分に落とし込める人が増えていると思っている。

だが、ほんっとうに僕の中の情熱に大きな大きな薪がくべられた。ここまで労力と時間を経験を割いたマインドフルネスだ。一人でも多くの人が幸せになり、世界が平和になるために動くとより一層信念が固くなった。行動スピードも増すだろう。

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最後に、今後堀江会に出場するメンバーのために堀江会に臨むまでにすると良いことを書いておく。

→堀江さんの人生や考え方を知ること。

まずこれは外せない。本やサイトで、通った後に一本の草も残さないイメージで情報を漁りまくると良い。

→本番のフィードバックの中で臨機応変に堀江さんと会話すること。

堀江会の大きな大きな価値は二つ。

一つは、本番までに自分のやりたいことの解像度がぐーーんと上がること。

もう一つは、莫大な経験量・知識量によって張り巡らされたホリエモンのスーパー脳内ネットワークから情報をもらえることだ。

もちろんプレゼンの最後にする質問に対しての堀江さんの答えをもらうだけでも良い。だけどそのもらえる答えに対して自分の思うことを返すことで、スーパー脳内ネットワークからさらにエッジの効いた答えをもらえる。

堀江さんは怖い人ではない。

→あとはまあ人にたくさん相談して本当は何を望んでいるのかを、自分自身に深く問い続けること。

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ストーリー調に長々と書き過ぎてしまったが、本当にいい挑戦だった。

後から聞いたのだが、あまりにも神がかっていた僕のプレゼンまでの流れには理由があったかもしれない。

仕事でヒーリングもするような、エネルギーを扱う母が、もうあらゆる神仏から天使から精霊まで呼び寄せて僕のプレゼンがうまくいくように祈ってくれていたそうだ。これってほんとにすごいことだな、改めて万物に守られているな、と感じた。

そしてこの日はマヤ暦の元日だったらしい。今でいう新年始まりの日、一月一日みたいなものだ。

この日からまた新しい流れが始まると言うことだ。

ゼロワンピッチをこの日に設定した人が誰かは知らないけど、うまくできているものだなと鳥肌がたった。

ありがとう。

〜完〜

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