飲食店の勝ちパターン2

飲食店はコミュニティービジネスである

飲食店に関わってみて、分かったのは、僕はあんまりお店を知らなかった事。そしてまわりの人に、今日の夜に飯を食べに行くとしたらどこに行く?と聞いても即答する人は少なく、即答する人もだいたい同じ店が多くバリエーションが少ない事が分かった。30歳程度なら大手チェーンの名前も出てくる。
結局、誰かが知っているお店をチョイスする。そして、そのチョイスの方法は、お金の安心感が最も重要な要素となる。
友達誘っているんだから、お会計で5000円を超えてくる事は少ない。

今日どこ行くと言ってすぐにここ行こうとお店をピック出来ますか?
2人とか3人で行く時、そう言うイメージ出来ますか?
だいたいそんなこだわりなくて、知り合いのお店で気軽なお店をチョイスすると思うんです。

今日どこ行く?
友達、会社関係で、日頃、使っているとか知り合いがいるとかで、そんなこだわりなくお店に行くでしょう。自分が紹介するお店で気軽なお店は金額が安くてワイワイと話せれるお店なんです。

予約の電話をするのも面倒くさい。雨の日だったら5分歩くのも面倒くさい。行って満席だったら、もっと面倒くさい。知り合いのお店で安心感があって近場に行く。そして「ここ知り合いのお店」と少し友達に付け加えというかリスクヘッジをする。

最も大きなマーケットはここなんだろうと思います。

立地、仕入れ流通、知名度と安心感、価格、全国チェーンにはどれも勝てません。

それでは地域の小さな飲食店は全てダメなのでしょうか?
ほぼダメですが、全部ダメではないです。

おじいさんから相続した不動産で家賃がいらなく家族でやっているお店は潰れません。料理も価格もピッタリと地域の需要にあっているのです。さらに家族経営で人件費や仕入れも固定化しているお店です。これが飲食店の原点で外食する、

味はそこそこで良いんです。
知名度と安心感が重要。でも、大手チェーンには無いものは?

安田久さんはエンターテイメントと導きました。
僕はコミュニティー力だと思うのです。それとちょっとした自慢と安心。

家族経営のお店の地域での認知度と安心感、大手のマス的な知名度と安心感。勝負するのは、コミュニティー力なんだろう!そして安田さんは夢というか志も大事なんだと説きました。

家族経営でOKならそれが一番幸せ。
でもこのブログでは、飲食店を企業経営していこうという事で書いていますので、一店舗で小さくではなく、それなりの規模を持った大手チェーンに負けないように経営していくというイバラの道の歩き方を思考しています。

初めてお店を出店する時は夢とロマンに満ち溢れています。
でも夢とロマンでは続けていけない。売り上げと利益が必要。

一つの正解としてコミュニティー力の強化があげられると思います。

簡単に言えば、オーナーや代表は、色んなサークルやら青年会議所からに、とにかく顔を出す事です。
何回か顔を出していれば、仲良くなる人もいてて、その人達が、今日、あいつのお店に行こうか?となってくれるでしょう。

つまり、
一等地で価格面で安心感があってコミュニティ力の強いお店
なら勝てるかも知れません。

大手の店長では、所詮、時給とか月給なので、大事な時間を割いてまでコミュニティ力を強化してお店の売上に貢献することまでしないでしょう。

勝てる隙間は、むしろそこしか無いのかも知れない。

コミュニティの中には、あなたの事を好きな人もいるでしょう。あなたのことを嫌いな人もいるでしょう。
でもそれは全く関係が無い。なぜなら嫌いな人もお店には一回は来るから。
知られてないのが一番ダメ

そして、それでもイバラの道なので、地域で一番を目指すくらいの気持ちでやらないとダメだと思います。

そして、まずは、地域で3店舗は必要だろうと思います。
(2店舗ではダメ、4店舗は不要。)
これは、仕入れやスタッフの安定化の為。働いているスタッフも数が多くて、店ごとに競うような雰囲気にして、そもそもワイワイと楽しみたいお客様に普通の接客ではダメで、エネルギーを感じるようにしないとダメだと思います。広告宣伝なども効率的になりますし。

一等地で価格面で安心感があってコミュニティ力の強いお店

という事で、僕も、
今日どこ行こう?
ながりに行こう
くらいにコミュニティー力を発揮したいと思います。

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