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やっていいこと、よくないこと。
私たちはみんな、自分の中で、「これはやっていいこと、これはよくないこと」というような一種の線を持っています。
自分に関する標準(スタンダード)というか、ポリシーというか、こういうことはやろう、とか、こういうことはやらない、というような線を引いていますよね。
たとえば、自分の考えること、思うこと、行動や自分の人生には自分で責任を持つ、とか。
一見当たり前に思えますが、意外にすべての自分の思考や言葉などに責任に持つ、とは普段あまり考えない方も多いかも。
また物事の見方、物の扱い方、お金の使い方などにも個人のスタンダードは反映されています。
先日のお話で出た、正直でいることもそのひとつ。
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人への接し方、たとえば人には礼儀正しくする、ということなども。
そうした高いスタンダードを持つと、人生のレベルはアップします。
人生のレベルアップとは少々語弊があるかもしれませんが自分にいいことしよう、というように考えてスタンダードをあげることで、結果的に、より高いもの、より良いものをひきつけることができるはず。
このあたりでいいや、と思っていたら、確かにそのあたりで終わるけれど、いや、もっと上を目指そう、となれば、もっと上のレベルに届きます。
自分に対するスタンダードをあげることって、自分に厳しくするというよりも、自分には良いもの、より高いものしか取り入れない、という自分に対する愛情でもあるのです。
良いもの、高いものとは、物質的なものだけに限りません。
モノなら高価でなくても良いもの、質の良いものがありますが、ここでいう良いもの、高いものは、言葉であったり、思考であったり、行動の質などです。
スタンダードは、やるべきことだとか、人から言われたからやる、というようなのではなく、自分の意思で選択するもの。
それから、これをやったら褒められるから、とかそうしたものでもありません。
また、人のスタンダードを真似ても、自分に合うとは必ずしも限らないので、まねるだけでは足りないスタンダードもあるかもしれません。
いずれにしても、このスタンダードの線がどのあたりにあるか、どんなものか、人それぞれ違います。
なので、私ならこんなことはしないけどあの人は平気なんだね、とか、逆に私ならこうするけどあの人は違うね、なんていう経験はどんな人にもあるでしょう。
道徳だとか法律などはわかりやすい基準ですが、さらに自分の中にも、自分なりのスタンダードがあるのです。
自分はこうする!こういうことはやる、というスタンダードを上げて守っていられることは、心の平和につながるし、また自信にもつながります。
ぜひ、自分へのスタンダードは高いものを選んで、自分に良いこと、良くないことを見つけてください。
また、高いスタンダードと完璧になろうとするのとは少々違うことも覚えておきましょう。
完璧になろうとすると、ときに自分が苦しんだりします。
なので、自分により良いものを取り入れる、より高いところを目指すつもりでというと、わかりやすいでしょうか。
自分に対するスタンダードとセットにして持っていたいのが、周りとの境界線。
英語では、”Boundaries”といいまして、これはスタンダードが自分に関することと比べると、こちらは周りの人に関するもの。
こちらも、自分を守っていくために必要なものです。