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【Discography】NHK「ゆうがたクインテット」からtrafalgar「あさがたアンサンブル」/クレメンティ:ソナチネ7番
子どもから大人まで楽しめるパペットによるクラシック音楽バラエティー。
人間と人形の掛け合いによるトークと音楽ショーで構成。
クラシックから唱歌、民謡まで幅広く取り上げていて、
■ポーランド民謡:クラリネット・ポルカ
明るく楽しいクラリネットの雰囲気を最もよく写し出したポーランド民謡です。
ぴったり2オクターブの音域を、上がったり下がったり、クラリネットが本当に楽しそうに跳び回ります。
ヨーデルで歌ったレコードが世界的なヒットとなりました。
クラリネットだけでなく、フルートやオーボエにも編曲して演奏されています。
■日本古謡:さくら さくら
日本古謡と表記される場合が多いのですが、実際は幕末、江戸で子供用の箏の手ほどき曲として作られたもので、作者不明です。
もともと「咲いた桜」という歌詞がついていました。
その優美なメロディから明治以降、歌として一般に広まり、現在の歌詞が付けられたものです。
13小節目以降の違いで3通り有ります。
このベスト盤に載っていない楽曲も紹介してみるので、
NHK ゆうがたクインテット オススメ ベストセレクション66曲
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聞き流しで良しでもOk♬、音の重なりを味わってみて~(^^♪
クレメンティ:ソナチネ 7番1楽章 Op.36-1
クレメンティのたくさんのピアノ曲の中でとりわけ有名な作品が、「ソナチネ」です。
ソナチネ・アルバムには、1798年に出版された作品36の6曲のソナチネが収められています。
とりわけその第1番は、ピアノを学習される人なら誰でも一度は練習すされる曲でしょう。
また、クレメンティは、モーツァルト、ベートーヴェンと同時代(クレメンティは長生きでしたから、モーツァルトよりも年上でかつベートーヴェンよりも後で亡くなっています)の作曲家であり有能な鍵盤奏者です。
但し、作曲家としてのクレメンティは、現在では、余り評価されておらず私達の知っている作品はソナチネアルバムに収録されているいくつかのソナチネ、及び「グラドス・アド・パルナッスム」と題された練習曲集くらいでしょう。
クレメンティ:グラドゥス・アド・パルナッスム - 第100番 Vivacissimo
しかし後者は有名でかなり高度な練習曲集で、ソナチネを練習してからずっと後に出くわす事もあるかと思います。
ちなみにドビュッシーの「子供の領分」第1曲目「ドクター・グラドス・アド・パルナッスム」はこの練習曲のパロディです。
ドビュッシー:子供の領分 第1番 グラドゥス・アド・パルナッスム博士
この曲「第7番:クレメンティ作品36-1」は、ソナチネ・アルバム第1巻の7曲目に掲載されている、3楽章からなるソナチネです。
ソナチネ・アルバムの冒頭には(誰がつけたか知りませんが)練習順序なるものがついていて、それによるとソナチネ・アルバム第1巻はこの曲から始めるのが良い、となっています。
そのせいもあってソナチネを練習した事のある人にはポピュラーな曲です。