【メモ(memo)】変えたい、でも変えられない?
「変化」という言葉に、あなたはどう反応しますか?
抵抗を感じますか?
歓迎するもの?
それとも、変化は、避けられないもの?
自分が変わることと、それから、周りの何か、誰かが変わっていくことについて、どう感じますか?
たとえば、多くの人は、自分について何かしら、または、身の周りの何かしら変えたい、と思うものです。
誰かを変えたい、と思うこともあるかもしれません。
同時に、自分が変わることが怖かったりして、変わりたくない、と思うこともありますね。
まったく変わらないもののほうが、少ないのも事実です。
変わることについて、いくつかポイントがあります。
ひとつは、確かに変化は、常にいつでも起きている、と知ることです。
変化はどこにでもあります。
人は一日ごとに、年を経て賢くなって変化(成長)するし、時間がたてば、体の水分や細胞だって入れ替わる。
考え方や見方だって、いろいろな影響を受けて変わる。
人は、生きていく限り成長するものだし、成長とは、すなわち変化ですから、避けて通ろうと思っても避けられないことも多いですね。
なので、変化は起こるものだという意識を身に着けておくことは大事です。
それでも、人は、変化に対して抵抗を感じます。
変化に対して、不安や恐怖を感じることもあるでしょう。
ふたつめは、変化についての、その捉え方です。
変わることに抵抗を感じるなら、「成長」という言葉と置き換えて考えてみましょう。
抵抗を感じるものは、ときには、それが自分にとって必要なものだったり、メッセージだったりすることも、あります。
言葉を置き換えて、その抵抗はどう変わるでしょう。
成長するというのなら、抵抗も小さくなるはず。
不安や抵抗が大きいままだと、自分を変えたくても、怖いから変わりたくないという感情が、潜在意識下に存在しています。
相反する感情が同時に存在するとき、いつでも強い感情の方が勝ちますから、こんなときは、変わりたいと思っていても、怖い、変わりたくない、という潜在下の感情が勝つのです。
すると、変えたいと思っていても、変わりたくないという感情を尊重するために、行動がついてきません。
そして、自分を変えることは難しい、とか、私は変えられない、なんて思ったりもします。
変えられない、なんて思っていると、実際に、本当に変えることは難しくなってしまいます。
もう一度、自分の思考が現実を作っていることを思い出して、思考パターンから調節していきましょう。
変化をどう捉えるか、によって、変わることも成長となるし、怖いと思う不安さえ形が変わります。
やはりいつでも、詰まるところ自分次第、なのです。
それから、変わりたい、変わろうと思っていても、変わることへの不安や恐怖、変わりたくないという気持ちが強ければ、そちらが勝つことも。
私は自分への問いとして、「今のままで大丈夫か」と問いかける様にしています。
今の自分で十分ですよ、というメッセージでもあります。
この、今のままで大丈夫、と、変化は避けられないこと、ちょっと見には正反対のようですが、どう考えていけばいいでしょうか。
「今の私は大丈夫」と思う気持ちが何かというと、変化がどうのこうのよりも、今ある自分を認める、自分を受け入れる意味での、"I am okay!"ということなのです。
変わりたい、と思っている方の多くが、自分の○○がダメだから、嫌いだからなんとかしたい、変えたい、と思っています。
でも、今のままで大丈夫、という視点からいうと、この状態は、とにかく先に受け入れて、今の自分を認めた上で、もっとこれから成長しよう、そのために変わろう、という意識です。
ダメだから、嫌いだから変えたいというのと、今の自分を認めて、これからもっとよくしていこうと思えるのと、どちらが気分が平和でしょうか。
もちろん、ネガティブから離れるというモチベーションもあります。
人は痛みから逃れるか、または、欲しいもの(喜び)に近づこうとするか、どちらかのモチベーションで動きます。
どちらもテコの作用としては、十分働いてくれます。
けれど、痛みから逃れるのモチベーションには、エネルギーがとてもたくさん要ります。
痛みがイヤだというネガティブな意識があるから消耗も早いのです。
逆に、欲しいと思うものに対しては、エネルギーを費やしても苦じゃなかったり、疲れをそれほど感じなかったりします。
逆に、エネルギーをもらったりすることもあるでしょう。
だから、今の段階での自分に対して、「大丈夫」と考えた上で、自分の望む方向に向けて変化(成長)していく、と意識できたら変化も、もっと自然で発展的なものになります。
そうしたら、変わることに対する抵抗や不安ももっと減っていきます。
今の自分を認めて受け入れることは、変わらない、自分を変えられない、と思うこととは違います。
今ある自分も、人生のプロセスというか、道のりの中の1通過点として捉えてみれば、否定しなくてすみます。
自分が変わる時期に来ていると感じるならとくに、まず、自分に対して、オーケーどころか、もっと、という意味で、"I am more than okay right now!"。
「今の私、十分大丈夫」と声をかけてください。
その上で、これからの自分自身の成長に期待しましょう。
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