自分の場所を探そう
今いるところが自分の場所じゃない、と思うことはありますか?
または、今いるところが私の本当にいるべきところ、と思いますか?
自分のやるべきことと似ているのですが、自分のいるべき場所、そうでない場所って、どういうわけかあるものです。
ここでいう場所とは、物理的なこともありますが、周りとの人間関係の意味での場所とか、精神的な立ち居地であるとか、すべてを含めて考えてみます。
でも、自分の場所って、いったいどう決めて、どうわかるのでしょう。
これは分不相応とか、自分にはふさわしくないとか、そういうものでもありませんね。
最初は確かに背伸びしているようでも、自分がそこに行きたいと思ってがんばっているうちに、ちゃんと身の丈に合うようにもなるものですし。
そう考えると、ときに背伸びは絶対必要なものかも。
怖いと思うことをやると成長できるのと同じですね。
それから、なんとなくたどり着いた場所が自分の場所として発展することもあります。
最初はこれじゃないのにと思っていたのに、思いがけず自分の場所かもしれないと発見することもあるでしょう。
こうして、背伸びの場所や、今いる場所や、偶然与えられた(それは偶然ではないのでしょうが)場所を自分なりに自分の場所にしていくことも可能です。
ただ、いつまでやっても、自分の場所としてしっくりこないときもあるかもしれません。
それから、自分が成長したために、自分の場所だと思っていたところが、だんだん違う場所になってしまうこともあります。
人間関係などもそうかもしれません。
自分が成長すると周りにいる人たちが変わることもありますよね。
友人たちを見捨てるとかそういうのではないけれど、周りには、自分が目指すような人たちだったり、または自分と一緒に成長していく人たちが残るようになっています。
自分の場所かそうでないか、判断するときに使ってみたい感情としては、自分が楽しくないところ。
つらいところ。無理する必要があるところ。
誰かのふりをしてしまうところ。
直感が何か違うと言っているところ。
こんな気持ちが長いこと続くなら、一度場所を変えてみるのも良いでしょう。
ただ、判断する基準や時間やタイミングも個人差があり、ときにとても繊細なもの。
「長いこと」がどれだけの時間か、人によって違います。
3日と持たないときもあれば、何年も待てるような根気を持つ場合もあるでしょう。
根気というより、不安や迷いのために長いこと動かないときもあるかもしれません。
それに無理をするといっても、どれだけ無理をするかも個人差があります。
さらに、居心地が悪いからといって、自分の場所ではないわけでもない。
新しい場所や、次へステップアップしようとしているときは、居心地が悪いのは当然ですし、こんなときに少々の根気を持って待ってみると、ちゃんと合うようになってくるときもあるでしょう。
なんだかんだといいつつも、人は自分の場所を求めています。
だから、ここだ!と思う場所にたどり着くまで、そして今いる場所を自分の場所にできるよう、追求するのが良いのです。
背伸びしてみるのもいいですし、ここは違うと思うなら動く勇気を出してみるのもいいです。
根気を持ち、妥協せず、正直な気持ちを大事にすれば必ず自分の場所はあるもの。
そして、自分のいるところが自分の場所であることもときに思い出してみましょう。
周りを見てばかりいても自分の場所が見えなくなってしまうこともありますから。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?