多いより少ない方がが良いもの
”Less is more”という表現があります。
少ないほうが多い、というちょっとひっかけた意味です。
実際にたくさんやらなくても、少ない量で同じ効果、またはより高い効果が出ることとか、少ないほうがいいものってありますよね。
たとえば、肩の力。
これはたくさんいらないもの。
肩に力が入りすぎると、がむしゃらに無駄に動いて疲れてしまったり、空回りしたりします。
緊張感もそうかもしれません。
良い緊張感というものはあって、あったほうがいいけれど、度が過ぎると本来の力を発揮できなくなります。
それからフォーカスするもの(こと)。
どちらかと言えば?、女性はマルチタスキングに優れてはいるもののあまりたくさんのもの(こと)を同時に抱えすぎると逆効果を生みます。
一度にたくさんやろうとしないことって、意外に大事です。
あれもこれもと抱えて、結局どれも中途半端になったりしますから。
二兎を追うもの一兎を得ず、とか、急がば回れ、なんていうことわざによく現れていますね。
あれも変えたい、これも変えたい、あれもこれもやりたい、と思う気持ちは大切にしたいので、あれこれリストは多くてもかまいません。
ただ、順番やプライオリティだけ、今フォーカスすることを1つ2つくらいに絞っておくほうが確実にこなしていけるはず。
いっぺんに全部やろうとすると、逆に自分の首を絞めたりできなくなって自己嫌悪の素になりがちです。
ほかに、少ないほうが良いものって何があるでしょう。
持ち物も、ときには多くないほうがすっきりすることも。
とくに、限られたスペースなら、ものはできるだけないほうが、または本当に必要なものだけにするほうが余裕が生まれます。
持ち物、増えすぎていませんか?
意識してみると捨てても全然困らないものが貴重なスペースを占領していることがあるので、定期的にチェックしたいものです。
自分の物理的スペースが物であふれると、心に影響します。
風水などでは気が滞る、というようにもいいますよね。
こうして考えると、人間関係の整理整とんも、ときにいいものです。
心のスペース整理として、自分にとって良くない人間関係は手放したほうがヘルシーです。
それから、心のなかで少ないほうがいいものといえば罪悪感、怒り・憎しみ、後悔、不安や恐怖、自己批判、許せないという気持ち、暗い気分、などでしょうか。
このあたりの感情を手放したら、どれだけ楽になれるか想像しただけで嬉しくなります。
このあたり、”less is more”と呼ばれるところです。
人間は「もっと」をフォーカスにしてやってきました。
もっと豊かに。
もっと便利に。
より賢く、より多くのものを。
そのおかげで豊かで便利になったし、より多くのものを手に入れられるようにもなりました。
でも、ときに考えると、それほど多くのものは必要なかったり逆に少なくなるようにフォーカスしたほうが良いものが意外にたくさんあることに気づきます。
自分の中に、いらない感情、役に立たない感情を溜め込んでいるなら、それを手放す努力をしたいですし要らないものを身につけたなら、捨てる努力、勇気も必要になってきます。
あなたの中で、”less means more”のものは、何でしょう?
少なくしてスッキリできることがあるなら、ぜひ減らしてください。
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