静寂の音に耳を澄ます
優しさとは「弱さ」を「強さ」に変えられることだと思います。
私たちは、「弱さ」が「強さ」だということを知っているんですよね。
それが「優しさ」につながっていきます。
弱さを守るのではなく、もっと積極的な意味で、弱さこそが強さ、魅力なのだと。
そういうことを分かっている人が、本当に優しくなれるのでしょうねぇ(^^)
映画「ショーシャンクの空の下で」をご覧になったことがありますか?
無実の罪で終身刑に服する主人公が、監獄でベストを尽くし、周囲にも影響を与え、そして脱獄という形で自由を得るストーリー。
刑務所の中で、生きる望みももたないようでいる彼が、実は誰より不屈の精神をもって、いつの間にか皆をひきつけます。
彼は決して罪人だったわけではなかったのに、自分なりの罪をつぐなうように、皆に幸せをもたらしていく。
屋上の上で、自分への報酬をうけるかわりに皆にビールを要求した後の満足そうな微笑。
フィガロの結婚のレコードを刑務所のスピーカーで流し、眼をつぶって満足そうに聞きほれる。
モーツァルト: 歌劇「フィガロの結婚」序曲
モーガン・フリーマンにハーモニカをプレゼントしたときの笑顔。
何より、最後の青い空と海の下で、モーガン・フリーマンと再会するシーン。
涙がでます。
ただ、勇気がもらえる、とか元気がでる、とかじゃなくて、ああ、よかったなと心から思いました(^^)
そして、明日の自分をしっかり生きようなんて、気恥ずかしい事を思ったり。
感動する、って、こういう事なんでしょうね。
友情という複線もありつつ、努力や勧善懲悪というやや説教がましさはあるものの、しかし、自分のいま在る場所でベストを尽くす、希望を失わないというテーマに、私は単純に感動を覚えます(^^)
主人公がこう言っていました。
「だれからも犯されないもの。
それは自分の内に持っている心の豊かさ、そして希望だ。
みんなの心の中には美しい音楽が流れていないのか?
だったら持つべきだよ。」
希望を持つことの素晴らしさ。
そのために何度となく流した涙の数は、いつの日にか、きっと強さになる。
ためらわないで。
少しずつでいい、動き出すの。
さぁ。
自分を信じて♪
自分と向き合う、大切な時間を忘れないで、ね(^^)
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さて、耳を澄ませば聴こえてくる「日本の音風景」。
まずは、全国各地の伝えていきたい音色をご紹介します。
そして、私的に落ち着く音って、以下の通り、結構あるなあ(^^)
ぴちぴち、ちゃぷちゃぷ、秋の長雨は、優しいリズムで音楽会♪の様だし。
(めっきり聞かなくなったけども)カラコロ、カラコロ、下駄の音を聴くと、夏も一緒に近づいてくる♪感じ。
風鈴のちりん、と響く涼やかな音色は、音から涼む夏の朝♪って感じで心地よいよね。
柔らかな音色にうっとり・・・目覚めたカラダに優しくしみこむクラシック♪が好きです。
あざやかな彩りで、ぽちゃん、と水の跳ねる音は、目と耳で楽しむ祭の風物詩♪かな。
寝ござに転がり、耳を澄ます。虫の音が響く、朝のひとときって貴重だよね♪
寄せては返す波の音を聞くと、悩みなんてちっぽけに思えてくる、魔法の音だわ。
吹きぬける、風がつむぎだす和の音色♪も心地よくて好きだな。
静寂の音に耳を澄ます・・・、自分と向き合う、大切な時間って気がして良いかも。
鳥のこえ、木々のざわめき…、耳を澄ませば、世界は音楽♪
風の音、葉の音、落葉を踏む音…、自然のオペラを楽しもう♪
落ち葉やススキの奏でる秋のメロディ♪通勤路には自然の音楽がいっぱい!だね(^^)
最後に、こんな楽曲どうでしょう♪
JING TENG「TAKE IT EASY」