【推し短歌】自動車「マツダRX-7/FC3S」編「オレはロータリーエンジンの血脈に脈々と流れ続けている孤高のスピリッツが好きなんだ」
自動車メーカー「マツダ」のロータリーエンジンが11年ぶりに復活しましたね。
ロータリーエンジンは、ピストンが往復する通常のエンジンとは違って三角形のローターが回転し、小型ながら出力が高いのが特徴で、この会社が世界に先駆けて実用化に成功しました。
しかし、通常のエンジンよりも燃費が悪かったため、11年前の2012年に搭載した車の生産を終了していました。
今回、発電用のエンジンとして搭載するにあたっては、一定の高速回転であれば燃費効率がいいという特性を生かしながら、軽量化を進めたということです。
【参考記事①】
さて、日本屈指のスポーツカーRX-7は、1985年、FC3S型へと進化しました。
ロータリーターボのパワーフィールとシャープな操縦性は乗る者を魅了し、太いタイヤを収めるブリスターフェンダーと長いノーズは見る者を魅了しましたね。
マツダはFCに改良を重ね完成度を高めてゆくのですが、その時期ごとに可能な技術と装備を搭載した究極のFC、∞(アンフィニ)を数たび限定で送り出します。
1989年のビッグマイナーチェンジでは、多くのモディファイが施され、出力や耐久性フィーリングが大幅に向上しました。
高次元のスポーツカーへと進化したFCは丸形3連ランプでリヤビューにも迫力を増しスポーツカーファンを唸らせたんですが、このFC3Sがお気に入り&中古車市場で人気が高い車種のひとつだったこともあり、乗っていた時期がありました(^^)
【参考記事②】
中古RX-7はFCとFDのどっちを選ぶ?違いや特徴をご紹介https://www.nextage.jp/model_guide/mazda/317515/
マンガ「頭文字D」で赤城レッドサンズを率いる「キング・オブ・ストリート」高橋涼介のマシンが日本のスポーツカーの歴史を支え続けたマツダの名車・サバンナRX-7でしたね。
マツダ自慢のロータリーエンジンは小型軽量で高出力。
それがフロントミッドシップに搭載され、国内随一のコーナリングマシンに仕上がっています。
現在でも国内外で絶大な人気を誇るスポーツカーかな?!
ここで、FC3Sのレビューをすると低いバケットシートに座り重量感のあるドアを閉めます。
タイトな運転席からは中央に大きなタコメーターとその先に長いボンネットが見えます。
車の外観は、以下の写真のように外観もとても美しく、コックピットは適度にタイトで、エキサイティングでした。
フロントバンパーと一体化された低いノーズ、そこから光るフォグランプ、傾いたフロントガラス、リアの曲面ガラス。
ポルシェ944のマネという人もいましたが、はっきり言って944よりRX-7の方がはるかにカッコイイ。
キーを回すと、「ブォン」と表現される13BTエンジンはアイドリング時から独特な排気音を奏で特別な車に乗っていることを実感します。
心地よい緊張を感じながら短く剛性感のあるシフトノブを1速に入れ走り出すとアクセルを踏み込むと3,000rpmくらいからトルクが盛り上がり回転の高まりとともに強烈に加速していきます。
ノーマルタービンでは、5,500rpmからパワー感が薄れ始めますが、エンジン自体は全く苦しげなく「クォーーン」とレブリミットまで一気に回り切ります。
5,000rpm前後をキープするとFCはめっぽう速い!
FCは渋滞した道以外はホントに楽しいクルマなのですが、やはり峠が最高に楽しかったですね。
ウルトラスムーズなエンジンは、快音を響かせGと快感で脳みそを直撃します!
街の運転では、低回転で発生する不整燃焼のギクシャク感と細いトルクで少々気を使います。
しかし、スポーツカーならではのシャープなハンドリングと加速感は街のつまらない道も楽しくしてくれていました。
今でも、一番好きな車ですね(^^)
さて、そんなイチオシの愛車だったFC3Sのコーナでのドリフト感とストレートでのスピード感をイメージして詠んでみました(ニヤリ)
【推し短歌】自動車「マツダRX-7/FC3S」編:
コーナー(榛名山のヤセオネ峠から伊香保温泉を通る国道33号/秋名最速のダウンヒルスペシャリストをイメージ):
「ぎゃふっガァゴギョブぐふガァゴオズゥギャーアッ踏む経験とプライドにかけて」
(上の句の擬音解説)
猛スピードでコーナーに突っ込んで行く状況。
ブレーキを踏むことでクルマのフロントが沈み込みます。
そこからヒール&トウ(※)とブレーキを踏みながらシフトダウンさせて、ドリフトしながら加速するという一連の運転テクニックをマンガ「頭文字D」の擬音で表現。
※印:
ヒール&トゥとは、クルマにおいて、かかとでアクセルを、つま先でブレーキを同時に片足だけで操作すること。
このテクニックを使うことで、ブレーキを踏みながらシフトダウン時にアクセルでエンジン回転を一致させることができる。
ストレート(首都高湾岸線を300キロオーバーの速度で編隊を組んで走る猛者たちをイメージ):
「漆黒のピラミッドと化す路面の限界域に惹かれ求めあう」
速度が増大すると運転者の視野は狭くなります。
40km/hの速度の場合、運転者は、100度の範囲の視野があり、路側の障害物やその他の潜在的な危険を視認することが可能ですが、130km/hでは、視野は、30度の範囲となり、運転者が周囲の潜在的な危険を認識する能力が大きく減退するので注意が必要です。
また、スピードだけでなく、緊張することでも人は視野が狭くなります。
例えば、剣聖、宮本武蔵は、剣の極意を記した「五輪書」の「兵法の目付といふ事」の項で、
「五輪書」(ちくま学芸文庫)宮本武蔵(著)佐藤正英(校注・訳)
「目の付けやうは、大きに広く付くる目也。観見二つの事、観の目つよく、見の目よはく、遠き所を近く見、ちかき所を遠く見る事、兵法の専也(中略)目の玉動かずして、両脇を見ること肝要也」として、目の使い方についても、鍛錬、工夫せよと教えていましたね。
また、現代の剣道や剣術の世界においても「遠山の目付」といって、「一点を凝視するのではなく遠い山を見るように、相手の体全体を視野に入れること」と視野の広さを重視しています。
更に、少林寺拳法においては、「八方目」といって、視野を広げ、その広い視野を保つための具体的なトレーニング方法も伝わっています。
なお、時速300キロを超すスピードで競い合うF1の世界においては、トンネルを走り抜けるような視野の狭さとなり、前方の路面が黒い三角形の様に感じられて、ベテランレーサーでさえ恐怖する場面があるそうです。
このことから考えると、優れたドライバーは、高速域でも常人以上に視野は広いと考えられます。
普通ドライバーの私たちは、安全運転のために、常にリラックスして、視覚を鍛えることも大事になってくるといえますね(^^;
【参考記事③】
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