【随筆】好奇心は希望の別名にほかならない
子どものままの好奇心のかたまりを、大人になっても、ずっと持ち続けることができたら、どんなに素敵でしょう。
子どもの頃は、人に尋ねていた答えを、自分自身で探したら、無限の発見があるんだろうな(^^)
「どうして?」という気持ちを保ち続けて問いかけに丁寧に答えれば、毎日が工夫と発見であふれてきます。
何かを学ぶときに大切なことは、好きなことや、得意分野の力を伸ばして自分に合う何かを発見したいという気持ちをみつけることです。
あなたの「つくりたい」という思いを芽生えさせて、解き放つ。
多くの知識を吸収した上で、自ら考え、動き、探求する。
その一歩は、ほんの小さな興味から始まります。
自分という道具を選んでもらえるように。
使われてこそ輝く道具の魅力なので。
手入れ(よく観察し、よく考え、丁寧に行なう。)を怠らずに、自分のデザインをチェックしておく。
いったい、自分はどれだけの荷物を持てるのか、キャパシティを知っておくことは、とても大切です。
例えば、所有するものや情報の量、仕事の量など。
好奇心が指し示す先に、本気で打ち込める自分レシピが見えてきます。
簡単で楽しいこと(したいこと)より、大変だけど面白いこと(やるべきこと)の違いを理解して、それをカスタマイズしてもっと良いものにどんどん生まれ変わらせ、究めていく。
ごく普通のことでもきちんとやれば、特別なことになって、これまでにない達成感を味わうことができると思います。
日々の暮らしも惰性に陥ると輝きを失い、淀んでしまいます。
例えば、いつもより少し早く起きたり、しぐさを少し優雅にしたり、そんな「少し」を繰り返すうち、人生は、少しづつでも輝きだし、いつでも羽ばたいていけるって思いませんか?
そして、「あ、これいいな」とか「この人は素敵」とか、魅力的なモノや人、考え方をシンプルに「いいな」と感じる心のアンテナがあるのは素敵なことですね。
何かにときめく心は、いつだって溢れるほどのハッピーな気持ちを連れてきてくれるから(^^)
暮らしの中に心ときめく瞬間はたくさんあった方が、断然楽しくなると思うのです♪
ありふれた暮らしの、流れてゆく毎日のなかで、心ときめかせる時間をほんの少しでも持つことができれば。
それだけで、この人生は豊かで幸せなものだと胸を張れるような気がします。
いいなの気持ちを、心の中にできるだけたくさん溜めておけるように。
ときめき含めた心のアンテナをいつも、忘れないようにピンと立てておきたいものですね(^^)
【朝読書に!】
もしかしたら、心がほどけたり、ふわりと軽くなって元気が出るかもしれない俳句達(^^)
「水遊びして毎日が主人公」(中村尚子)
「音楽を降らしめよ夥しき蝶に」(藤田湘子)
「書くことが生きてゐること牡丹の芽」(村山古郷)
「ふだん着でふだんの心桃の花」(細見綾子)
「幸福だこんなに汗が出るなんて」(雪我狂流)
「風の家シャツパンツシャツパンツ干す」(こしのゆみこ)
「銀河濃し水の宅急便届く」(浦川聡子)
「人間は生きよと銀河流れをり」(上野泰)
【参考図書】
「元気が出る俳句」(幻冬舎新書)倉阪鬼一郎(著)
【朝のクラシック♪】
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11 第2楽章[ロマンツァ:ラルゲット]
【ワルシャワの街並みを散策】