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【Discography】NHK「ゆうがたクインテット」からtrafalgar「あさがたアンサンブル」/ゴセック:ガヴォット

子どもから大人まで楽しめるパペットによるクラシック音楽バラエティー。

人間と人形の掛け合いによるトークと音楽ショーで構成。

クラシックから唱歌、民謡まで幅広く取り上げていて、

■ポーランド民謡:クラリネット・ポルカ

明るく楽しいクラリネットの雰囲気を最もよく写し出したポーランド民謡です。

ぴったり2オクターブの音域を、上がったり下がったり、クラリネットが本当に楽しそうに跳び回ります。

ヨーデルで歌ったレコードが世界的なヒットとなりました。

クラリネットだけでなく、フルートやオーボエにも編曲して演奏されています。

■日本古謡:さくら さくら

日本古謡と表記される場合が多いのですが、実際は幕末、江戸で子供用の箏の手ほどき曲として作られたもので、作者不明です。

もともと「咲いた桜」という歌詞がついていました。

その優美なメロディから明治以降、歌として一般に広まり、現在の歌詞が付けられたものです。

13小節目以降の違いで3通り有ります。

このベスト盤に載っていない楽曲も紹介してみるので、

NHK ゆうがたクインテット オススメ ベストセレクション66曲

聞き流しで良しでもOk♬、音の重なりを味わってみて~(^^♪

ゴセック:ガヴォット

この作品は、もともと1786年に作曲された歌劇「ロジーヌ」のなかで演奏されたものですが、その愛らしいメロディがヴァイオリン用にアレンジされて人気を博したもので、現在では、フルート、マリンバ等他の楽器で演奏されることも多いほどです。

ゴセック(1734-1829)は、ベルギーに生まれ、フランスで活躍した古典派(ハイドンより2歳年下)の作曲家で、60曲を越す交響曲を作曲するなど、器楽作品の発展に大きな貢献を果たしました。

また、その時代には珍しく95歳という長寿をまっとうした数少ない作曲家としてもその名を留めています。

「ガボット」とは、16世紀末南フランスにおこった(最盛期は17~18世紀)2拍子系の軽快な舞曲のことで、17世紀から宮廷舞曲となりました。

常に上拍を伴い、あまり速すぎないテンポです。

また「ガボット」の名称は、この舞曲の発祥地のひとつの、ガプ市の住民を表す「ガボ」に由来するとされています。

しかし、彼が「フランス交響楽の父」と言われていることはあまり知られていませんし、この曲が必ずしも彼の作風を代表していないのも皮肉なことです。

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