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【沈んでいくような心持ちのとき】ふと足が向かう場所でありたい
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今を忘れたくないから、一本の映画を観てみた。
今を忘れたくないから、一冊の本を手に取ってみた。
今を忘れたくないから、一曲の音楽を選んで聴いてみた。
今を忘れたくないから、一個のカメラを持ち出して写真を撮ってみた。
今を忘れたくないから、一台の自転車に跨って川べりの道を走ってみた。
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そしてまた、朝が来る。
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今を忘れたくないから、かけがえのない時間の中で、あなたは、何をする?
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その何かに出会うことは、新しい扉をひらくこと。
例えば、頭や心に、もやもやと、霧が、かかっているようなとき、世界の未知の側面に、手を、伸ばしたいとき、旅に、出たとき、いつもは、歩かない、街に行ってみたいなと、ふと思ったとき・・・
そんなとき、映画館や本屋を、訪れてみるのはいかがでしょうか。
物語が脈を打ち。
物以上の、物語が待つ。
物語を、どうぞ。
その物語は、あなたと育つ物語。
ただ、いっぱい考えちゃうと、どうしても、お腹が空いてきてしまうのが人間・・・
そんな時は、美味しいものがわかる能力よりも、美味しいものがあるということに、気づく能力のほうが、人生にとっては、大切なこと。
私たちの味覚は、
・甘味
・酸味
・塩味
・苦味
・うま味
のたった5つ。
「おいしい!」
と感じる判断基準は、味覚だけではなくて、食は、そのものの味以上に、誰と、どういう風に、食べるかが、重要。
美味しいものが、より、美味しく感じられるから、美味しそうに、ご飯を食べる人との食事は、宝物じゃない。
食に限らず、何かを、共有できる人の存在は、そのモノよりも大切だったりします。
人生には、心に、栄養を補給するための、食事も重要だから、舌よりも心がうまいと思うお店があったりすると良いよね。
また、お店での食事は、料理人の姿勢や、気持ちを、いただくということでもあるから、真摯で、丁寧な対応は、食べ手の心を豊かにしてくれます。
美味しさとは、
「味」
だけではなくて、
「心」
の問題でもあって、
「美味しい」
ってことは、
「味が美味しい」
ことなんだから、
「美味しい」
+
「心」
で、ご飯を食べなければと。
そう、心に誓って。
今を忘れたくないから、今日も、一食入魂!
あしたがくるよ、さ、ごはんにしよう、(^^)
【参考図書】
「古本食堂」(ハルキ文庫)原田ひ香(著)
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「深夜食堂(1)」(ビッグコミックススペシャル)安倍夜郎(著)
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