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【知的ボクシング】ラウンド1:正解のある教室から正解のない社会へ

横田裕市さん撮影

■ファイト内容(問い)毎の答えを考える時間:3秒~3分

■ファイト内容(問い)

①生命は情報である
その情報の動的な組み合わせが「生きている」という状態をつくっている。

②世界中の英雄伝説は一つの母系からできている、と突き止めたジョセフ・キャンベル
キャンベルの講義に刺激を受けたジョージ・ルーカスが「スター・ウォーズ」を制作。

③ゾロアスター教、ユダヤ教、イスラム教の一神教が生まれた地は砂漠
ちょっとした判断ミスが生死につながる厳しい自然環境では、判断を迷わせるような、たくさんの神々がいては困る。
一方の多神教は湿潤で森林が多い地域で生まれている。

③イエスの活動期間はわずか5年
5年間のことを詳しく知っていたのはペテロ以下十数人の弟子だけ。
でもそれで十分だった。
何かを起こしたければ、まず
「最初の十人」
を作るべき。

④紀貫之が編纂した「古今和歌集」に、漢文による序文と、ひらがなによる和語を駆使した序文の二通りが付けられている。
漢文化と和文化を並列しながら、自在に扱うことができるようになった歴史的事件。

⑤グーテンベルクの活版印刷術
聖書を身近に手にできるようになったことで、ローマ教会へのありかたに疑問を持つ人が増え、やがて宗教改革へ。
また活版印刷以降、人々は音読していた本を黙って読むようになった。

⑥枯山水は小さな庭の空間の中に大きな山や川を表現するために、あえて石だけを使った。
水を感じたいから水を抜く。
何もないからこそ、想像力で大きな世界を見ることができる。
何もないからこそ、最上の美を発見することができる。

出典:松岡正剛「17歳のための世界と日本の見方」

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