【Discography】NHK「ゆうがたクインテット」からtrafalgar「あさがたアンサンブル」/ビゼー:アルルの女組曲第2番「ファランドール」
子どもから大人まで楽しめるパペットによるクラシック音楽バラエティー。
人間と人形の掛け合いによるトークと音楽ショーで構成。
クラシックから唱歌、民謡まで幅広く取り上げていて、
■ポーランド民謡:クラリネット・ポルカ
明るく楽しいクラリネットの雰囲気を最もよく写し出したポーランド民謡です。
ぴったり2オクターブの音域を、上がったり下がったり、クラリネットが本当に楽しそうに跳び回ります。
ヨーデルで歌ったレコードが世界的なヒットとなりました。
クラリネットだけでなく、フルートやオーボエにも編曲して演奏されています。
■日本古謡:さくら さくら
日本古謡と表記される場合が多いのですが、実際は幕末、江戸で子供用の箏の手ほどき曲として作られたもので、作者不明です。
もともと「咲いた桜」という歌詞がついていました。
その優美なメロディから明治以降、歌として一般に広まり、現在の歌詞が付けられたものです。
13小節目以降の違いで3通り有ります。
このベスト盤に載っていない楽曲も紹介してみるので、
NHK ゆうがたクインテット オススメ ベストセレクション66曲
聞き流しで良しでもOk♬、音の重なりを味わってみて~(^^♪
ビゼー:「アルルの女」組曲第2番 ファランドール
第2組曲は、実はビゼーの作曲ではありません。
ビゼーの死後、友人であったギローが、彼のモチーフをふんだんに用いて、この素晴らしい組曲を完成させます。
彼は、管弦楽法については名人であり、編曲する際は、その名人芸と共にできるだけ、ギロー自身の個性を押しつぶし、ビゼーの色合いに気を使いこの組曲を作曲したと言われます。
こうして、今や、第2組曲は、第1組曲をしのぐ人気を得ます。
《ファランドール》はこの組曲の中でも最も有名であり、ビゼーの作曲した《アルルの女》の第3幕のモチーフを使用して、ギローの作曲したものと言った方が適切な表現であるそうです。
冒頭の印象的なテーマは村人達の合唱であり、途中から弱音ではじまる軽快な音楽は賑やかなファランドールの踊りを表現しています。
最後は、この二つのモチーフが巧みに組み合わされ、華やかな音楽が幕を閉じます。