【閉じてく自分を広げ続ける】実際のところ、わたしたちは未来を知らない。
[テキスト]
「現代思想2023年6月号 特集=無知学/アグノトロジーとは何か ―科学・権力・社会―」隠岐さや香/塚原東吾/石井ゆかり/石倉敏明/小川眞里子(著)
哲学者のダニエル・デニコラさんは、本書の中で、
「Understanding Ignorance(無知を理解する) The Surprising Impact of What We Don't Know」(English Edition)Daniel R. Denicola(著)
「どれだけ知識があるかによって、認識できる無知の特異性の度合いが決まる」
と述べられています。
言い換えれば、知っている知識が少ないと、正確に判断できず、つい、曖昧に答えてしまっている自分がいます(^^;
少しでも、その状況を回避するには、知っていることが増えれば増えるほど、自分が何を知らないかについて、
「知りません」
と、正確に言えるようになっていける様に、
「無知学(アグノトロジー)」と呼ばれる哲学の分野を参考にして、
「合理的無知」
と
「意図的な無知」
について理解しておくことが大切です。
私たちの人生は、いつだって、こんな感じで、
■これで完成ということもなければ
■もう遅いということもないし
■歩きはじめるかぎり新しい世界は広がっていく
「途中」
なのだから、
「知ってる」
って閉じてしまわず、
「無知」
は、誰もが感じている
「日常的な状態」
でもあるため、ふと振り返ってみると、
■迷ったことも
■悩んだことも
遠回りだと感じていたことが、あの道を選んだからこそ、今があると思えたりすることだって、少なからずあったりするから、日々の
「通過点」
を面白くして行きますかね(^^)/
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