【知的ボクシング】ラウンド2:「今」の扱いに悩む
■ファイト内容(問い)毎の答えを考える時間:3秒~3分
■ファイト内容(問い)
①アインシュタインの時空モデルに、過去・現在・未来の考えはない。
「過去、現在、そして未来の間の区別は、単なる幻想にすぎない。
たとえ、その幻想が非常に強いものであるとしても。」(アインシュタイン)
②物理法則において時を扱う場合、わずかな例外を除いて、過去や未来といった「時間の矢(方向)」を考慮しないのが一般的。
「時間の流れの中で、「今」に特別な意味があるらしいということは、認めざるをえません。
ただ、その特別なものが何であるにせよ、それは、おそらく科学の領域外のことなのでしょう。」(アインシュタイン)
③相対性理論
時間の流れは誰から見ても変わらない「絶対的」なものではなく、見る人の立場によって「相対的」に変わる。
この世界は見る・見られるという関係の中で語られる。
④過去のすべてが肯定される瞬間
人の主観に近づけば、「今」の大切さが目の前に広がり始める。
人は「今」に運命を感じたとき、心の中で過去が整理・再評価され、現在に向かって必然的に進んできたかのような幸福感につつまれる。