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【LAWドキュメント72時間】その世界を切り取る

記憶の仕方は、人それぞれだと思います。

みなさんは、どんな感じで記憶していますか?


人によっては、動画のコマ送りのように覚えている方も、いらっしゃるようです。

且つ、そこに流れていた

「音」

「匂い」

「肌感」

の様なものも記憶してしまうと・・・

情報量が多すぎて、困る場面も出てきそうです(^^;


過去を思い出す時。


風の歌で眠り。

雨のささやきで目覚め。


残されたのは・・・

記憶をノックする匂い。


行き場の無い記憶を・・・

三日月だけが照らしている感覚。


切り取った記憶が。

それぞれ引き出しに入っていて。

色んな箪笥を、開けるような感じ。


遡るのではなくて。

今、目の前に立ち昇るような感じ。


記憶は、時系列が、一瞬バラバラになっていたりするから。

思い出すためのガイド(匂い)が、必要になるんだろうね(^^;


その切り取られた記憶の中に。

音や温度や風や匂いや色や。

そんなことを感じながら見るのであれば、音声ガイドはつけられないし、時間もかかってしまう。


記憶の鮮明さって。

その一瞬の空間(情報)を、どう、切り取るのか。

欲張りさんじゃないと、解像度が高くないのかもな~


その瞬きをするかしない、かの世界に。

過去へも、未来へも、永続的に続いていく時間と。

扉が閉じられるかのように、ぱたりと、音を立てて終わる時間と。


まるで、そこに匂いがあるように。

まるで、その場にいるように。

皮膚にまで、沁みるような。

凝縮された濃密な記憶された世界。


誰しも、濃淡違えど、現実と空想と綯い交ぜになって、私たちの欲望が、くっきり色を帯びてくる時間(記憶)。

これからも、こうして、こうやって、解像度を変化させながら。

私たちは、横たわる世界を、切り取っていくんだろうね(^^)

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