【自由工作】自作パソコンの作り方
もしも夏休みの課題帳に「余力のある人は○○もしてください。強制ではありません」と書かれていたら・・・
それを読んだ子どもたちの心境を推察してみると。
してもしなくても良いものなら、大抵の子供はしないと思うんだけどなあ^^;
今回は、大人の対応で自由工作に関して、少し書いてみたいと思います(ニヤリ)
ただ工作物って、最近、作っていなかったんだよね。
そこで、一番、新しい(そうは言っても2年以上前かな?)工作物である自作パソコンについて書いてみますね。
パソコンを利用されている方の多くは、パソコンメーカーによって製造されたパソコンを利用していると思いますが、パソコンは自分で組み立てることも可能です。
メーカー製に比べて自分の用途に合わせてパーツを構成することができ、コストも安く抑えられるという特徴があるため、自分のニーズを満たしたパソコンを使いたい方には、自作パソコンをおすすめします。
自作パソコンのメリットとしては、以下の通りです。
①部品に、特に、拘りなどなければハイスペック程、安上がりになる。(逆に、拘り過ぎると高くつく)
②次回、自作パソコン製作時に使いまわせる部品が有る。(使いまわしが多いほど安上がりになります)
③CPU、マザーボードやグラフィックボード等のパーツ毎に、自分の好きな性能やメーカー品を組み込める(端子の種類や数も選べます)
④世界で唯一の個性的なパソコンを作り出せたりする。
⑤好きなパーツや部品を集める楽しみや作る楽しみがある。
⑥ハード及びソフト面での知識が向上し、メンテナンスがしやすくなる。
⑦余計なソフトがインストールされない利点あり。
⑧組み立てに必要な工具は、基本的にプラスドライバーだけでOK。
⑨パソコンや周辺機器等、全般に詳しくなれる。
実際の自作パソコンの組立て方については、以下のサイトを参考にしてみてください。
【自作パソコンの組立て方】
【参考図書】
「PC自作の鉄則!2023」(日経BPパソコンベストムック)日経PC21(編)
「自作PC自由自在2023」(EIWA MOOK)英和出版社(編)
「PC自作・チューンナップ虎の巻 2023【DOS/V POWER REPORT 特別編集】」(impress mook)竹内亮介/加藤勝明/芹澤正芳(著)
「【総力特集 PCパーツ100選 2023】DOS/V POWER REPORT 2023年冬号」 DOS/V POWER REPORT編集部(編)
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一般的にパソコンの寿命は、だいたい5年ぐらいです。
5年目以降は、故障などが発生しやすくなります。
なお、自作パソコンの場合、壊れた部品を交換することで、それ以上利用することも十分可能です。
自作パソコンを組み立てた後に、すべきことが意外と多くて、以下の通りです。
1.BIOS(※1)の設定を変更する
2.メモリの速度を測定する
3.オペレーティングシステムをインストール
4.ハードウェアドライバーのインストール
5.インターネットに接続する
6.ウイルス対策ソフトのインストールとOSのアップデート
7.必要なアプリケーションをインストールする
8.ベンチマーク(性能)テスト(※2)を実施する
※1:
BIOS(バイオス)とはBasic Input Output Systemの略称で、マザーボード上のROMに搭載されているプログラムです。
Windows等のOSが起動する前に動作し、パソコン本体に搭載されているハードウェア(キーボード・マウス・メモリ・CPU・ハードディスク等)の管理と制御を行います。
※2:
ベンチマークソフトは、パソコンに一定の負荷を与え性能を測るソフトのこと。
負荷に対する実行速度を測った結果をパソコンの処理能力の目安とします。
参考までに私が遊んでいるファイナルファンタジーXIVの暁月のフィナーレ ベンチマークソフトを紹介しておきますね。
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この自作パソコンについては、わざわざ自分でパーツを選び組み立てる。
こんな作業、本来は、全くやる必要が無く、既製品を買ったほうが正直早い。
合理的に考えたら、無駄以外の何物でもない行動をしてるんだよね。
ただ、自作に限らず、世の中の趣味は、すべて無駄を楽しむことが目的なんじゃないかなあ(^^)
興味ない人からは、どうでもいいように見えるけど、パーツ選びと組む過程、そしてチューンナップがいちばん楽しかったですね。
逆に言うと、パーツ選びと組む過程が楽しくなければ、自作する意味はかなり薄くなるかなと思います。
さらにトラブルが起きると、いちいち自分で対処する必要があるので、トラブルの対処を面倒だと思うか、楽しいと思うか。
パーツ選びとトラブルを楽しめるなら、自作パソコンがおすすめだと思います。
面倒だと思うなら、完成品や組み立て代行(パーツを選ぶと組み立ててくれる)を検討するといいかもしれません。
【参考記事】
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そう言えば、ひらがなの「もの」とカタカナの「モノ」。
一見すると同じものをさしているように見えます。
実は、製造現場によっては、使い分けられている場合があることをご存じですか?
ひらがなの「もの」づくりですが、この場合の「もの」は、生産する「物」そのものを指しています。
その中でも、人間の生活に使用される製品は、その代表的な存在です。
それでは、カタカナを使った「モノ」づくりとの違いは、どんな点なのでしょうか?
それは、もっと広い意味合いを持つケースがあります。
この場合の「モノ」は、人間の生活に使用される製品そのものだけではありません。
その製品を作る中で、
①新しい開発方法を考えること
②より良くするサービスを取り入れること
等々、「もの」(製品)に対して付加価値を吹き込む活動まで含んだ結果、「モノ」づくりに変化していきます。
そんな「モノ」づくりは、作り手を育てることにもつながります。
製品に、どう付加価値を与えるか。
また、どう使ってもらうかという広い視点で考えることで、「モノ」を作る上での創意工夫が身に付くからです。
また、工夫を重ねることは、技術力のアップにもつながっていきます。
これって、自作パソコンを作ることに通じる点も有って、簡易的ではあるけれど、「モノ」づくりに試行錯誤するからこそ、「モノ」の価値を認識し、作ることの楽しさを実感できるのだと、そう考えています。
手仕事によって丁寧に作られたモノには、ひとつひとつ固有の物語があります。
「モノ」の背後には、技を守り受け継いできた歴史があり、それを作った職人の人生があります。
たくさんの人の手を通して技が形を結び、いまここに存在している。
そうした物語の数々を知る上で、東京とその近郊で拾い集めた本書は参考になるかなって思います(^^)
「手に職。」(ちくまプリマー新書)森まゆみ(著)