【自由詩】大地の鳥であること(音楽付き)
夢に向かって、
行動を起こすことが、
「飛ぶ」ことだとすれば。
長い人生の中では飛べるときと、
そうじゃないとき、
飛ばなくちゃいけないときと、
飛んではいけないとき。
何れかがあるように思う。
幸せなのに、
飛べてない自分を感じたり、
もう飛べないような気がして、
理由もなく焦ってみたり。
「飛ぶこと」だけが重要なことではなくて、
そのときどきの空の眺め方があるのだと思う。
自由な空に憧れる気持ちも、
飛ぶ方法も、
きっと人それぞれだから。
「空は飛ばない」とか、
「遠くまで飛ばない」とか、
いろんな選択があってもかまわない。
Lindsey Stirling「Song of the Caged Bird」
たとえばにわとりのように、
飛ばない鳥たちに目を向けてみると、
二本の足でしっかりと大地を踏みしめていて、
そこには、
地に足をつけて暮らすことの、
おおらかさのようなものを感じることができる。
自分の立ち位置を知り。
飛べる高さから、
飛べる距離を飛ぶこと。
それはあきらめではなく、
「見極める」ということ。
ただ憧れるだけではなく、
今の自分にできることを、
時間がかかっても、
できる範囲でやってみる。
Lindsey Stirling「Take Flight」
そうして、
日々を過ごせたら、
素敵だなと思う。