【Discography】NHK「ゆうがたクインテット」からtrafalgar「あさがたアンサンブル」/モーツァルト:トルコ行進曲
子どもから大人まで楽しめるパペットによるクラシック音楽バラエティー。
人間と人形の掛け合いによるトークと音楽ショーで構成。
クラシックから唱歌、民謡まで幅広く取り上げていて、
■ポーランド民謡:クラリネット・ポルカ
明るく楽しいクラリネットの雰囲気を最もよく写し出したポーランド民謡です。
ぴったり2オクターブの音域を、上がったり下がったり、クラリネットが本当に楽しそうに跳び回ります。
ヨーデルで歌ったレコードが世界的なヒットとなりました。
クラリネットだけでなく、フルートやオーボエにも編曲して演奏されています。
■日本古謡:さくら さくら
日本古謡と表記される場合が多いのですが、実際は幕末、江戸で子供用の箏の手ほどき曲として作られたもので、作者不明です。
もともと「咲いた桜」という歌詞がついていました。
その優美なメロディから明治以降、歌として一般に広まり、現在の歌詞が付けられたものです。
13小節目以降の違いで3通り有ります。
このベスト盤に載っていない楽曲も紹介してみるので、
NHK ゆうがたクインテット オススメ ベストセレクション66曲
聞き流しで良しでもOk♬、音の重なりを味わってみて~(^^♪
モーツァルト:トルコ行進曲
この「トルコ行進曲」は、単独した作品のようにこの曲だけで演奏されることが多い、大変ポピュラーなピアノ曲ですが、「ピアノ・ソナタ 第11番イ長調」の第3楽章です。
この作品は、モーツァルトが27歳(1783年)頃に書かれ、第3楽章は「アッラ・トゥルカ(=トルコ風に)」と書かれていることからトルコ行進曲と呼ばれるようになったようです。
その頃、ヨーロッパにもトルコの軍隊が姿を見せるようになり、異国的な風俗や音楽に魅力を感じ、ヨーロッパでは一種のトルコブームがおこりました。
ベートーヴェンも「トルコ行進曲」を書いています。
ベートーヴェン:劇付随音楽「アテネの廃墟」 トルコ行進曲(1942年録音)
トルコ音楽は、笛や打楽器をにぎやかに鳴らしているところから、この曲も左手にアルペッジョや同音連打を使用し、その雰囲気を出しています。
特に、最後(コーダ)はそれがいっそう強調されますが、曲の雰囲気は、あくまでもモーツァルトならではの優雅さでまとめられています。