気づいていないうちに思い込んでる
人間は、知らないうちに「これはこうあるもの」といったように、いつの間にか思い込んでいるときがあります。
とくに、自分にとって役に立っていない思い込みには、どんなものがあるか検証します。
枠があると、その枠にはめて物事を考えるからそこから出られなくなってしまいます。
ブレイクスルーを見つけるためのちょっとしたヒントやきっかけは、その枠の外にあることが多いもの。
だから、枠をはずして考えてみること、見方を変えてみることは、すべての可能性を大きく広げてくれます。
思い込みは、それが習慣だとか、クセになっていて自分で思い込んでいること自体に気つかないのがクセモノ。
思い込みに気づくためには、まずは心をオープンにしてみる必要があります。
それから、誰かから指摘してもらうのもいい。
このとき、指摘されたら、少なくとも素直に受けとめてみるオープンさが必要です。
また、普段こうだと思っていることや当たり前に考えていることに、本当にそうなのか、疑問を投げかけてみましょう。
たとえば、私って不幸、とか、不運、とか。
本当にそうでしょうか。
不幸だとか不運とか考える余裕があるなら、意外にそうでもないのでは?
もう若くないし、なんてはどうでしょう。
年齢のせいにして、言い訳になっていないでしょうか。
楽してちゃいけない、苦労しないとダメだよね。
とか。
誰がそう言ったのか考えたことはありますか?
きっと、自分が最初に言ったのではないはず。
甘えてしまうから、自分には厳しくしないと、とか。
厳しくしていれば、甘えないものですかね?
そもそも甘えることは、そんなに悪ですか?
思い込みのために、自分で自分を制限していたらその思い込みを、この際だから、ちょっと変えてみましょう。
それが、なかなか変えられないんです。
難しいですよね。
なんて声も聞こえてきそうですが、その声も、立派な思い込みです。
思い込みを変えるには、言葉使いから。
まずは、「変えられない」とか「難しい」という言葉を、「変えてみよう」「やってみよう」に置き換えます。
新しい考え方や見方を繰り返し繰り返し、見聞きするようにします。
なんだかんだといいながら、人は繰り返し見たり聞いたりすることを、いつしか自分の中の真実とするのですから、その習性を大いに活用すればいいのです。
あなたの最近の思い込み、それも自分を制限してしまっているもの、または、自分にとってこれ以上役に立たない思い込みにはどんなものがありますか?
さぐってみると、けっこうあるもの。
自分の口癖や普段考えていること、思っていることを普段よりも意識してみましょう。
そして、自分にとってプラスになるものに置き換えてください。
1回2回であきらめず、根気を持ってトライすること。