【金が必要?】歌手オーディション合格した人に知って欲しいこと※詐欺
私自身が
今から約4年前にオーディション商法に
引っかかり詐欺に遭っています。
本当に痛い目を見ました。
この詐欺の一件はこちらの記事に詳細を書きました。
今の私には悔しながらまだ大きな影響力が無いので
せめてここに辿り着いた方たちだけでも
私と同じような悲しい思いをせずに済めば
良いなと思い、この記事を書いています。
※これから述べることが
全てのオーディションに当てはまるとは
一概に言えませんが、
殆どのオーディションには当てはまります。
実際今も現在進行系で
詐欺まがいの嘘を謳ったオーディションは
無数に存在しています。
後半、そのことについても触れます。
貴方が「オーディションに合格です」
と言われたのにもかかわらず
楽曲制作費だったり
マネジメント料だったり…
大なり小なりお金が必要です
と支払いを求められたのなら
そこの事務所や会社にとって貴方は
居ても居なくてもどっちでもいい人
というメッセージです。
はっきり言えば
不合格です。
では何故わざわざ
オーディションに合格させる(合格と言う)のか?
それは、
貴方からお金を巻き上げられるから、
そういう商売だからです。
表向きがオーディションであるだけで
オーディションの実態は
ただの夢を食い物にした商売です。
本来、お金をかけてでも売り出したい商品(人材)を
発掘する為にあるのがオーディションです。
にもかかわらず
貴方がお金を請求されたということは
貴方はお金を払ってくれるお客様
として扱われているということです。
最近は消費者センターが
警告を鳴らしているくらい
そんな商売が音楽業界では
当たり前になっています。
訴えられても大丈夫な程度の
法律ギリギリの
限りなく黒に近いグレーゾーンの
オーディション商法スレスレの
オーディションを繰り返している
ところは多々あります。
もし、貴方や周りの人が
オーディション合格後に
何かしらのお金がかかる
と言われたのなら
一旦冷静になって
かかるお金の内訳を聞いてみてください。
そして、それが本当に
その金額でないと出来ないことなのか
良く調べ、考えてみてください。
本当にそのプロデューサーや
その作詞家や
その作曲家たちは
貴方が提供される楽曲に携わっていますか?
その証拠はありますか?
実際はどうでしょうか?
有名作詞家や作曲家が楽曲制作に携わっている場合
提供楽曲のクレジット表記には必ず
その方たちの名前が記載されます。
本当に実績のあるボイストレーナーが
貴方のボイトレをしてくれますか?
根拠はありますか?
実際はどうでしょうか?
楽曲配信もカラオケ配信も
無料で出来るサイトがあります。
お金がかかっても数千円程度です。
いつだって何度だって
ライブハウスではライブが出来ます。
無料で出演出来るライブハウスもあります。
普通のライブハウスで
個人でライブに出演するとしたら
チケット代×5〜10枚分の料金帯です。
10人にチケットを買ってもらい
観に来てもらえれば無料若くは
半額バックとかでライブが出来ます。
ボイトレも
低料金でちゃんと教えてくれる
才能のある先生は沢山います。
むしろ自分でしっかり教わる先生を選んだほうが
自分の実力は格段に上がります。
人と人ですから相性もありますし
先生のバックグラウンドも大きく関係します。
もし、レッスン費やマネジメント料、
楽曲制作費…
などの支払い契約を交わした後でも
料金に見合っていないと感じる内容だったり
聞いていた話と違ったことがあったり
不信な点があった場合は
兎に角早急に
近くの消費者センターに相談してください。
事務所や会社に
交わした契約はどうにも出来ない
と言われた場合でも、
消費者センター経由で
交わした契約を無効にしてもらえたり
お金の支払いを停止してもらえたり
する場合も多くあります。
そして、何より、
こういうグレーゾーンの商売ほど
法の抜け道を上手く潜っていくので
一人一人の疑問の声を
消費者センターに多く届けることでしか
無くすことはできません。
オーディションに合格後
お金がかかると言われた場合に
貴方が少しでも迷ったのなら
まずは消費者センターに相談してみることが
1番だと思います。
………………………
大前提として
オーディションをしている事務所や会社は
本当の合格者にはお金の負担をさせません。
それは何故か、
売り出す為にかけた膨大なお金を取り返し更に利益を生めることが確約された人材だと思えたからです。
そんな人材、絶対に逃したく無いので
お金なんて請求しませんし
寧ろとても高待遇で交渉します。
オーディション詐欺・オーディション商法の場合
オーディションを受けた殆どの人が合格者となります。
もちろん、そのことは合格者たちには伝えられません。
より信憑性を感じさせる為、審査員として
有名作詞家、有名プロデューサー、監督など
業界内ではそこそこ顔と名前の知れたプロが参加していることが多いです。
実際は、有名作詞家や有名プロデューサーたちも
このご時世満足に稼ぎがないので
お小遣い稼ぎとして顔と名前を貸しています。
合格者には
60〜80万円前後のお金が要求されます。
お金を払えば
楽曲提供がされデビュー出来るというものです。
楽曲提供には
有名作詞家、有名プロデューサーなどが
あたかも最初から最後まで
携わっている様な雰囲気作りを徹底しています。
合格者との個人面談(リモート指導)などを
行ったりして、合格者を信じ込ませます。
そして、上辺だけのボイストレーニングなども行わせ
さらに期待感や高揚感を与えます。
ここでひとつ、
提供された楽曲のレベルを確認する方法があります。
もし本当に有名作詞家や作曲家たちが
合格者の楽曲制作に関わっているのなら、
曲のクレジット(作詞者名、作曲者名の表示のこと)に
その方たちの名前が表示されているはずです。
曲のクレジット(作詞者名、作曲者名の表示のこと)に
知らない名前が載っていたのなら
是非ネット検索して調べてみてください。
その知らない名前の人の正体は
駆け出しの作曲家志望の人や
駆け出しの作詞家志望の人です。
それならばまだ良い方で。
個人的に音楽活動をしている傍らに依頼をされた、
なんちゃって作曲家・作詞家のことさえもあります。
つまりは有名でも何でもない
大した実績も無い素人に毛が生えた人たちが
安い金額で依頼を受けている
ということです。
なので、楽曲提供をされたら是非、
曲のクレジット表示を確認してみてください。
作詞作曲に携わっている人の名前は絶対に
著作権などの関係上、
クレジット表示に載るはずですので
載っていない時点で
有名作詞家や作曲家たちは何も関わっていない
という証明になります。
そしてもう一つ、
こういう嘘を重ねているところから提供された
楽曲というのは
作詞家さんや作曲家さんたちの著作権の管理や
法律的な部分を有耶無耶にしたままの事が殆どです。
こういった、楽曲の権利の部分がはっきりとしていない曲を合格者が使用して音楽活動をしていくと、
思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
楽曲を商用利用してしまった場合、
(例えば、その曲を使ってお金を受け取る行為)
本来ならば、
その曲の作曲者や作詞者に著作権がある状態の為
合格者が著作者たちに発生した印税を
支払わなければなりません。
ですが、どこにいる誰かもよく分からないと思います。
そうなると、相手からいきなり訴訟を起こされ
楽曲を使えなくなる
等といった大変な事態にならことがあるのです。
※ 様々な理由があり
私の口から詳しい実態や裏側をお伝え出来ないのが本当に悔しいですが、私の言葉の含みの部分をよく考えてほしいのです。
お金も時間も失えば戻っては来ません。
だからこそ、見極めてほしいのです。
表向きの功績や嘘に
騙されないでほしいのです。※
せっかくお金を払って自分のオリジナル楽曲を手に入れ
音楽活動を出来るようになって
それでお金が発生するようになったという時に、
余計なトラブルに巻き込まれるのは
何のメリットにもならないです。
もしも貴方が
ここまでの内容を読んでも尚
「それでも少しの可能性に賭けたい」
と思ったのなら
自信を持ってその道を進んでください。
その覚悟があるなら
例え何があっても
乗り越えられるし、
貴方の力にちゃんと変えて行けるので。
確率的にはとても低いですが、
何かのタイミングで事務所や会社の人の
目に留まって…
ということも
無くは無い…筈です。
ですが、そんな貴方ならば
わざわざオーディションを受けてお金を払わなくとも
少し頭を使って音楽活動を個人でしていけば
必ず、差し伸べられる手がある筈です。
よく分からないところに足を突っ込むと
後々大変なことになったり
足止めを食らうことになり兼ねませんので。
※ちゃんとした事務所でも
本当に必要最低限のお金の負担を
しなければいけない所もあります。
かなり稀ですが。
長くなりましたが、
まとめると
少しでも迷ったり不信に思ったら
消費者センターに相談してほしいです。
それが1番
世の為人の為自分の為になると思います。
夢のある貴方は素敵なんです。
自分自身の価値は
自分自身で決めていきましょう。