最近、ChatGPTでブログを書いている人が増えています。
AIが持つ高い文章力は、作者のブログ生産性を大きく上げることができます。っが。。。しかし、その場合、活用の仕方に3つの条件があります。
1番目は、生成された記事が、本当に自分の意図していることかを精査し、少しでも違和感を感じたら、妥協せず徹底的に修正すること。
2番目は、AIのハルシネーション(AIが嘘をつくこと)を見破り、耳障りの良い表現や言葉に惑わされないこと。事実と異なることを見破り、決して妥協しないこと。
3番目は、自分の伝えたいことが固めてからAIを活用する。
1.AIにブログを書かせたら、ハルシネーション祭りだった
私の記事は、現在269記事あります。
全て私の考えや想いを込めたもので、わたしの本質でもあります。
そこで、ChatGPTのGPTsに269記事をPDFにしてKnoeledgeにアップロードして、
「知識と知恵の違いや、知恵を活用して成果を上げる方法について考えているんだけど、過去の記事を学習して、〇〇の構成で記事を書いてみて」
っと質問したら、こんな記事が出来上がりました。
記事を読むと、尤もらしく共感できることを言っているのですが、「本当に私のブログを読んでるの? ねぇChatGPT君?」っと問い掛けたくなるような記事です。
まだにハルシネーション祭りのオンパレードです。
2.絶対に嘘をつかないAIを作ってみたら、私の分身(ボット)になった
ChatGPTのGPTsという仕組みを使うと、PDFファイルをAIに学習させて、それを元に答えを生成することができます。
しかし、AIがどこまで真面目にPDFファイルを参照するかはAI次第。我々ユーザーには本当のところ分からないんです。ここがハルシネーションの元凶なんです。
そこで、ハルシネーションをほぼ100%避ける方法を作ってみました。
簡単に言うと、279個のPDFの中から重要なワード毎にインデックス番号をつけてインデックスファイルを作り、ユーザーの質問に関連ある部分を見つけだすという方法です。
これをRAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)と言います。
例えば、AIにこんな質問をしてみます。
「知識と知恵の違い、そして成果に繋げるための方法について教えて」
すると279個のインデックスファイルに直接アクセスし、関連キーワードを見つけ出し、AIが文章を生成する方法です。
その結果、以下のようなハルシネーション(AIの嘘)が殆どない、ブログが生成されました。
後は、文章の言い回しのブラッシュアップと、構成の修正をすれば、私のブログ記事として恥ずかしくない内容になります。
3.AIで、ブログ記事を書く
今日お伝えしたかったのは、AIでブログ記事を書く場合、ハルシネーションは避けられないということです。
AIが書いた記事を読んで「あれ? なんか違うなぁ」と思われたら、徹底的に修正するか、個人用RAGシステムを作ってハルシネーションが絶対に起こらない仕組みを構築する必要があります。
皆さんはいかがお考えでしょうか?
次の記事では、RAGシステムの作り方についてお話ししたいと思います。