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【FX初心者学習】1日目「外国為替の仕組み」
1日目の学習がスタートです。
初回だから、めちゃくちゃ気合が入ると思います。
でも、肩の荷を下ろして、リラックスして学習を進めてくださいね!
最初の気合がよくても、続かないと意味ないですよ?
8日間、しっかり継続してください。
外国為替
FXの説明をする前に、外国為替についての説明です。
外国為替は、「異なる国どうしで通貨を交換すること」です。
例えば、アメリカの通貨であるドルと、日本の通貨の円を両替することが外国為替です。
海外旅行に行く時に、空港で両替をして他国の商品を購入したりすることも外国為替のひとつです。
例えば、アメリカに旅行を言った時、お店で日本円を渡しても使えません。
ドルをもっていないと、支払いができないので、事前に日本円をドルに換えておかなければいけないです。
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為替レート
円をドルに両替する時の通貨の交換比率を為替レートと言います。
為替レートで、ドルと円の交換比率がどれくらいなのかがわかります。交換比率は時間ごとに変化していて、その変化を表したものがチャートです。
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為替レートは、通貨の需要と供給のバランスで決められます。例えばドルと円については、ドルを欲しい人が多いか、円を欲しい人が多いかで、為替レートが決まります。
円をドルに交換したい人が増えると、ドルの需要が高くなります。この需要が進むと、ドル高・円安の状態になります。
また、ドルを円に交換したい人が増えると、円の需要が高くなります。この需要が進むと、ドル安・円高になります。
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円をドルに交換する理由は、商品を購入するだけではなく、資産価値としてドルを保有しておいたほうがいい!という人がいることなども理由になります。
通貨の需要は、その国の経済力が反映される部分もあって、いろいろな要因で日々為替レートが変化しています。
身近な例で言うと、ガソリンの値段、スーパーの食品も輸入が関係しているので、為替レートの変動によって価格が変わっています。
円をドルに交換したい人が増えると、ドル高・円安が進み、ドルを円に交換したい人が増えると、ドル安・円高が進む。
円高と円安
円高と円安についてはもう少し詳しく説明します。
1ドル105円から、1ドル100円になったら、円高か円安どっちだと思いますか?
105円から100円になったから円安だよね!って思った方は、間違いです。正解は円高です。
例えば、アメリカでりんごが1個1ドルとします。日本人がこれを買おうとすると、円をドルに交換しなければいけません。
もし、為替レートが変動して1ドル100円から1ドル105円になったら、アメリカでりんごを買う価格は実質105円で買うことになります。
1ドル100円が105円になれば、ドルの価値が上がって、相対的に円の価値が下がったことになるので、ドル高・円安になります。
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先ほどとは反対に、為替レートが変動して1ドル100円から1ドル95円になったら、アメリカでりんごを買う価格は実質95円で買うことになります。
1ドル100円が95円になれば、ドルの価値が下がって、相対的に円の価値が上がったことになるので、ドル安・円高になります。
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1ドル100円⇒1ドル105円 円安
1ドル100円⇒1ドル95円 円高
円高になる仕組み
アメリカの金利が下がることによって、ドルを持っておきたいという人が減ります。そして、ドルを売って円を買うという動きが多くなり、円高が進みます。
そのほかにも、アメリカの失業率が上がったり、GDP(国内総生産)が予想値よりも低くなると、リスクオフ基調(リスクを回避する動き)になることから、安全な資産とされる円を買い求める動きが多くなり、円高が進みます。
日本の製品がアメリカで売れるようになると、日本からの輸出が増えます。日本の製品がアメリカで売れると、ドルで売り上げが上がるため、それを円に交換する機会が増し、円高が進みます。
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円安になる仕組み
アメリカの金利が上がることによって、ドルを持っておきたいという人が増えます。そして、円を売ってドルを買うという動きが多くなり、円安が進みます。
そのほかにも、アメリカの失業率が下がったり、GDP(国内総生産)が予想値よりも高くなると、リスクオン基調(リスクを好んでとる動き)になることから、安全な資産とされる円を売ってリスクが高い資産を買う(新興国通貨などを買う)動きが多くなり、円安が進みます。
アメリカの製品が日本で売れるようになると、日本への輸入が増えます。アメリカの製品が日本で売れると、円で売り上げが上がるため、それをドルに交換する機会が増し、円安が進みます。
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円高と円安のメリット
円高が進むと、ドルが安いため、輸入の際の仕入れ額が安くなります。
また、海外旅行においても、同じ円でたくさんのドルに交換することができるため、アメリカ製品を安く購入することができます。
円安が進むと、ドルが高いため、輸出の際の販売額が高くなります。
例えば、1ドル100円の時に3万ドルの車を輸出して売り上げると、300万円の売上があります。それが1ドル105円のときだと、3万ドルの車を輸出して売り上げると、315万円の売上となり、利益が増えます。
しかし円安の時に輸入の際は、ドルが高いことから、仕入れ額が高くなります。
また、海外旅行においては、同じ円でもドルに交換できる量が少なくなるため、アメリカ製品を高く購入することになります。
1ドルが100円の時を基準に、比較してみます。
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外為市場の仕組み
外為市場(外国為替市場)では、通貨の売買が行われます。
実際には、特定の場所に交換所が存在するわけではなくて、銀行同士がインターネットや電話などを利用して取引が行われています。
外為市場は、「インターバンク市場」と「対顧客市場」の2つに分類されます。インターバンク市場は金融機関同士の取引、対顧客市場は個人や企業の取引が行われます。
僕たち個人投資家が利用するFX会社は、対顧客市場に参加していて、注文をインターバンクへ流すということをしています。
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取引時間
FXは平日であれば、ほぼ24時間取引ができます。土日は、市場が休みとなっています。
そのため、仕事がある方でも、夜に取引できるチャンスがあります。
24時間取引できるのは、世界中にある取引所がオープンしている時間がい重なりあっているからです。
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24時間取引できるのがFXのメリットではありますが、いつでも取引できるという点がデメリットになることもあります。
適当な分析でギャンブルのようにトレードしてしまい、損失ばかりが膨らんで資金をなくす人が多数います。
ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる時間である、夜22時~23時ごろが一番取引量が上がるため、初心者のかたはその時間にトレードすることがおすすめです。
この時間は、24時間の中でも一番値動きが大きいため、大きな利益を生むことができます。
仕事や家事、育児をしている人にとっては、ひと段落つく時間であり、一番いい時間帯でもあります。
東京時間と呼ばれる、朝9時~3時ごろは、欧米の投資家や金融機関が取引に参加してないため、取引量が少ない時間です。そのような時間では、相場に流動性がなく、分析がしづらい、初心者が一番負けやすい時間帯です。
FX初心者におすすめの取引時間は夜22時~23時ごろ
朝8時から夕方3時ごろは一番負けやすいから注意
通貨ペア
FXでは様々な国の通貨同士を交換でき、例えば、ドルと円の通貨の交換ペアをドル円(USDJPY)と表記します。
まずは、それぞれの通貨の特徴などをご説明します。
ドル(USD)
世界で一番安全な通貨として、100年もの間、世界に君臨している通貨の王様です。
基軸通貨として世界中にドルがいきわたっていて、世界中の人から注目されていることから指標などで値動きしやすいのが特徴です。
通貨ペアにドルが含まれているものを「ドルストレート」といいます。
世界で最も取引されている通貨ペアはユーロドル(EURUSD)です。
ユーロ(EUR)
世界で2番目に取引されている通貨です。
ユーロとは欧州にある28の国から成る欧州連合のことで、加盟国共通で流通している通貨です。
欧州連合加盟国は国力の差が激しく、様々な問題を抱えています。
円(JPY)
日本の通貨である円は、世界で3番目に取引量の多い通貨です。
取引量は多いですが、日本が世界の経済を牽引しているわけではありません。
過去の経済低迷期や大震災などの経済危機に見舞われた際に、インフレに陥ることなく脱却したという実績から日本経済への信頼度は非常に高く「世界レベルの安全通貨」として認知され、「有事の円買い」と称されるようになりました。
対日本円の通貨ペアを「クロス円」と呼びます。
ポンド(GBP)
イギリスの通貨です。ドルが基軸通貨になる前は、ポンドが世界の基軸通貨でした。
ユーロ圏のど真ん中にある国であり、EUとの経済的な横のつながりで不安材料も好転材料も同じくダイレクトに反映されてしまいます。
こういった背景から、ポンドはリスクオン相場で積極的に投資対象になり、リスクオフ相場では嫌煙されるため値動きが激しく、殺人通貨とも呼ばれています。
特にポンド円(GBPJPY)はハイリターンを狙うトレーダーにはとても人気な通貨ペアです。
取引しやすい通貨ペア
FXでは、為替レートの動きをボラティリティ(変動率や値幅)といいます。
ボラティリティの大きい通貨ペアでは、ハイリターンを狙うことができますが、ハイリスクな通貨ペアです。
FX初心者であれば、ユーロドル(EURUSD)が取引に一番おすすめの通貨ペアです。
FX初心者におすすめの通貨ペアはEURUSD。
PIPS
PIPSはピップスと呼び、FXでの基本単位のことです。
FXでは、レートが5桁や6桁であらわされていることが多いです。
例えば、ドル円(USDJPY)では、1pips=0.01円=1銭となります。
ドル円の為替レートが、100.000から100.010になった場合は、1pips上昇したということになります。
100.000から99.990になった場合は、1pips下落したということになります。
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PIPSはFXで取引をする上では最も重要な単位であることに加え、損益を計算するうえでもPIPSの計算は必須スキルです。
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では、最後に一つだけ問題です。
下の画像は、ドル円のレートが107.476から109.696になっていますが、何PIPS上昇しているでしょう?
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おわりに
お疲れさまでした!1日目のコンテンツはこれで終了です!
どうですか?学ぶことが多くて疲れた!と思う人が多いと思います。でも僕も同じ道を通ってきたので、あなたにも必ず理解できるはずです。
繰り返し学ぶことで、必ず身に付きますから安心してくださいね!
FX初心者の方へ
世界一やさしいFXオープンチャットをつくりました