君もいつか抜け殻になるんだね。
いつだって被害者の顔をする君が嫌いだった。勝手に嫉妬されて勝手に傷ついて自分勝手すぎてしんどいと言う君の顔はとても傲慢だった。与えられる好意が嫌ならば切り捨てればいいのに、それをしない君が理解できなかった。私の足元には今まで好きだった人の抜け殻がたくさん落ちている。もうそれは呼びかけても何の反応もせず、本体はどこかへ行ってしまった。それが私の恋の終わらせ方だった。君もきっといつか抜け殻になるんだね。
君もいつかまあるいまあるい星になって、空のてっぺんからこの星を見下ろすん