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君もいつか抜け殻になるんだね。

いつだって被害者の顔をする君が嫌いだった。勝手に嫉妬されて勝手に傷ついて自分勝手すぎてしんどいと言う君の顔はとても傲慢だった。与えられる好意が嫌ならば切り捨てればいいのに、それをしない君が理解できなかった。私の足元には今まで好きだった人の抜け殻がたくさん落ちている。もうそれは呼びかけても何の反応もせず、本体はどこかへ行ってしまった。それが私の恋の終わらせ方だった。君もきっといつか抜け殻になるんだね。   君もいつかまあるいまあるい星になって、空のてっぺんからこの星を見下ろすん

    • 馬鹿と言われてもなんともないの

      私のこといつがいちばん好きだった?私はきっと4か月前   傷ついてそれでもめげずに立つことがなんのためかもわからなくなるとき   冷めるのは一瞬だなんて言うけれど違うよずっと熱は落ちてる   嫌いだと言うには未だ愛おしくそれでも恋ではなくなっちゃった   初めては全部あなたにあげたくてもう叶わないあの日の約束   いつだってあなたの前では正直でいたのがあだになって終わった   王子様の魔法が溶けて見えたのはプライド高いハタチのあなた   あの頃のようにはきっと戻れないだからさ

      • 間の気持ちで付き合わないで

        みんな違ってみんな良いわけないんだよ異端は排除 愚図は刺殺   嫌いなもの無いわけなんて無いけれど信じていたいよ嫌いなものでも   カバの口キリンの首にライオンのたてがみ人間だったら脳なんだろうか   ノーじゃなきゃイエスを言って良いわけない間の気持ちで付き合わないで   傷つけてそれすら私の所為なのかお前に責任があるに決まってるだろ   「生き辛そう」そっくりそのまま返された私は生きやすいよ健康だし   話してて気づいたそうかこの人は愛することを何も知らない   消耗する電

        • 死んでく星を眺めるために

          君と死と私で仲良く手を繋ぐ死んだら初めて愛して欲しい   「きらい」だと「もうしらない」と言われてもわたしはすきだよきみをみてるよ   今までに何人の人をあいしたのそのだれよりも最悪になりたい   きみがいない世界でちゃんと息をする私は嘘つき死ぬとか言ってさ   「僕たちは幸せになれない」なんて言われてもそれじゃあどうして付き合ったんだ   「ごめんなさい」「ゆるして」なんて言ってみても何に許しを乞うているのか   手を繋いでプラネタリウムを見に行こう死んでく星を眺めるために

          綺麗なブルーになってください

          ほんとうに、死んでほしいと思った。心の底から、きみに死んでほしいと思った。よく人は他人に殺意をおぼえるというけれど、これはそうではない。だってわたしがきみを殺したいわけではないから。ただ君は静かに、誰かの手によってではなく、苦しむことなく、死んでください。     永遠になることを美しいと思った。死んだら永遠だ。永遠に起きないし永遠に口を利かないし永遠に眠らない。そしてきみは永遠にわたしのものでいてくれる。そしてわたしも永遠にきみのものでいられる。なんて美しいんだろう。  

          綺麗なブルーになってください