#16 ココイチのすごさ
こんばんは。ばとーさんです。
わたくし、高校生と大学生のにかけて、4年ほど近所のココイチでバイトしてました。みんな大好きカレーハウスCoCo壱番屋さんです。今日は、ココイチでしばらくバイトしたわたしが、大人になった今こそ分かるココイチのオペレーションのすごさをお伝えしようと思います。
高校生になってバイトをスタートするまで、実はココイチに行ったことがありませんでした。カレーは家で食べる、家の食事という感覚があり、外食でカレーを食べる選択肢がほとんどありませんでした。たまたま求人していたので、家からも駅からも近いという理由だけでバイトの面接を受けました。近所のカレー屋さんというイメージしかなく、全国チェーンだと働き出して知りました。志望理由を聞かれて、「近所だし、カレーが好きなので。」と言った記憶があります。
出てくるのも早いし、味も美味しい、メニューの数が多くて選ぶ楽しさも、ボリュームもある。そんなみんな大好きココイチですが、社会人となり、社会経験を積んだ今だからこそ分かるのがオペレーションシステムの凄さです。
在庫の発注や、調理などキッチン内部での動きが細かく決められていてすごいのはもちろんなのですが、最も印象に残っているのは、対応の優先順位が完璧に決められていることでした。
接客業の経験がある方なら分かると思うのですが、忙しい時間帯になると同時に色んなところから声がかかってきて、あたふた迷ってしまうシーンがあると思います。例えば、
『客Aが「ごちそう様です」とレジに向かい、客Bが「注文いいですか」と手を上げて、キッチンからは「客Cの提供をお願いします」と言われてる時に、出前注文の電話が鳴り出して、テイクアウトの客Dが入店してきた』みたいな全部が一気にやってくる聖徳太子でも泣きたくなるようなシーンです。
そんな時でも、ココイチなら大丈夫です。すべてにマニュアルで優先順位がつけられていました。最優先はレジで退店する人、その次はお客さんCに提供して、、、といった具合です。このマニュアルによって優先順位がすべて決められていることにで、誰でも迷うことなく先にこっち、次にこっち、とこなしていくことができます。
正直、この優先順位が絶対的に正しいかどうかはいまも分かりません。お店や業種によっては、新規で来店された方の対応が最優先だ、というお店もあるでしょう。電話が鳴ったら全てを差し置いても電話に出る、というお店もあるでしょう。ですが、すべてに理由があったので、自分は納得してその優先順位を守って対応することができました。
わたしはココイチで経験した「全てに優先順位が設定されていること」それ自体に、機械美というか、無駄を削ぎ落ときった工業的な美しさのようなものを感じます。それを全員で共有することでフォローもしやすいし、全員の動きに無駄がない。めちゃくちゃ忙しい時間帯に、全従業員の呼吸が合って完璧に店が回る瞬間があるのですが、どこか感動的な一体感がありました。
もちろんその人の瞬発的な判断力や、周囲を把握する能力に寄る部分もあるとは思います。しかしマニュアルによって優先順位が完璧に決められていることで、個々人の能力がその枠の中でフルに発揮できる環境になっている気がします。
この優先順位を決めることで思考を省き無駄をなくすことは、株のトレードなどにも当てはめられるなと思います。
わたしは、情理での判断が苦手です。捉えようによっては、人の心があまり分からない冷たい人間なのかもしれませんが。。。
なるべく効率的に、合理的に物事を進めていきたいので、情理での判断が必要なシーンをできる限り減らしたいと常日頃から考えています。ですが、株価の急騰や急落によって、心がざわつく時もあります。そういう時のために、自分なりの指標や優先順位をはっきり決めておけば、合理的に判断できます。
ちょっと無理やりココイチと投資の話を結びつけた感もありますが、自分の中ではココイチでのバイト経験が、現在の自分の思考に活きていると思います。
さて、ここまで読んだ方は、きっと明日カレーを食べようと思っているでしょう。わたしのココイチでのおすすめは、ソーセージカレーにスクランブルエッグのトッピングです!ちょっとジャンクで子どもっぽい組み合わせが、子ども時代の土曜日のお昼ご飯的な感じがして、わたしは大好きです。
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