好きは怖い
昨夜、推しが作れない。というタイトルでnoteを書いた。
結構悩みながら書いたので時間を使った。
投稿しても上手く書けてない気がして、修正し一回下書きに戻そうと思って削除したら全部消えた。
そもそも私は、推しが作りたいと思ってる訳じゃ無かったと思う。もっと根本的な何かだ。
周りと同じ物を共有して楽しむということが出来ない辛さだ。
プライドと不安と嫉妬と、競争することの怖さに起因している、好きが被ることの怖さ。そんな類いのこと。
好きな物が私だけの物では無い時に感じる苦しさだ。
私が好きな物を誰かがそれ以上の熱意で好きだった時の敵わなさ、みたいなもの。
さかなクンのような人は本当に憧れる。
好きな物をただひたすら追い続けて極めている彼は本当にかっこいい!
一年ちょっと不思議の国のアリスのグッズを集めるのにハマってた。不思議の国のアリスのタロットが発売されていて素敵で購入しようと思ってた。
でもYoutubeで不思議の国のアリスのタロットの開封動画を紹介してる人がいて、めちゃくちゃ詳しかった。登場人物の名前を思い出しながら読み上げていってるんだけど、私はほぼ分からなかった。それでなんだか急激に自分の熱が冷めるのを感じた。
以来不思議の国のアリスのグッズを買わなくなった。あんなにグッズを集めるの楽しかったのに!
大学の時も、好きな分野に進学したはずが周りの好きの熱量に怖気づいて私の好きの熱量が冷めていった。
子供の頃からそうだった。絵を描くのが好きだったけど、知人に漫画を描くのが大好きな男の子がいてその熱量にはとても敵わないと思って序盤で漫画を描くのを諦めた。彼は今もアニメ監督みたいな仕事についてるらしい。
まぁそれでも結局は諦めきれず、私はその辺りの何かをうろうろとしてる。端の端っこ。
自分の好きの熱量がちっぽけだった事に気づいた時なんだか途端にやる気が萎んでしまうの。
あなたほど愛せないよって。
推しの話に戻るけど、私だけの何かが欲しいんだと思う。でも私だけの何かなんて無くてさ。
本当は人と好きを共有してキャッキャと笑って楽しみたいの。わかるー!いいよねって。でも怖いんだよね。
相手と競争になったらどんな反応したらいい?
逃げ腰で逃げてばかり。
推し活で友達と楽しく遠征して盛り上がってる人が羨ましいよ。
周りと好きを共有したくて無理に流行りを好きになろうとしてた時期もあったな。
“好き”は一言で表せないくらい複雑な感情で、本当に上手くまとめられないな。
今日新しいiPadのiPad pencilやら絵を描く道具が揃うんだ。絵を好きな人なんていっぱいいてさ、私なんて全然上手く無いんだよ。
人の上手な絵を見るたびに心がすくむんだ。
好きな物に怖気ずかず邁進できる己の強さと、人と好きを共有できる広い心が欲しいです。