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「ベイトマンニュース」アラン島への旅③シスキンゴルフコース

初めてのコースはどこに向かって打てばいいのかわからず、迷いと失敗の連続です。そこが面白いとも言えるけど、こういう時はショットの数にはこだわらず、ただコースをサクサクと感じる方が断然楽しい。

シスキンゴルフコースで左側がずーっと海の1番ホール、そして道越え、丘越え、川越えの2番ホールを終え、3番ホールのティーに立ってギョッとしました。目の前には崖がそびえ立っています。崖のてっぺんには「こっちに向かって打って下さい」というマーカーポストと、崖の端っこにオレンジの旗が立っています。旗が立っている時は(グリーンに誰もいないので)打っちゃっていいですよ〜、ということらしいです。当然崖のてっぺんにある(はずの)グリーンは見えません。距離は122ヤード。距離としては短いけど、とにかく高い。そびえ立つ見事な崖です。
これ、やばいよなぁ。私の力では一気に崖のてっぺんまで打つのは無理。息子や夫の打ったボールは軽々と崖を飛び超えていきます(でもグリーンに乗ってるかは不明。笑。)。
私は7番アイアンを握りしめ、ヨイショっと力の限り打ちました。なんとボールは私の予想(予想ではゴロで崖のふもとに刺さる、というもの。笑。)を覆し、高い孤を描いて崖の中腹に飛んでいきました。そう、この崖は2段になっていて、二段階でグリーンに打つことができるんです。そこからグリーンまでの距離はわからないけど、また高く短く打ってなんとか崖を飛び越えました。やれやれです。
そこからは崖の上グリーンまで、急な斜面と階段をヒィヒィ言いながら上っていきます。誰がこんな所にグリーンをつくろうと思ったんだ?
なんとか崖を上り終えてグリーンにボール3つを見つけた時はめっちゃ嬉しかったですね。そしてそこからの景色に息を呑みます。

これが3番ホール。写真右上に見えるのがマーカー。その裏にグリーンがあるはずです。旗が立っていると打っても大丈夫、というサイン。

グリーンの右側は高く見上げる見事な崖と巨石。目の前は海。そして左側はゴルフコース全体が下に見えます。
これはすごい。旗を下ろしてパットをし、また旗を上げて次の人たちに合図を送り、私たちは4番ティーへと進みます。

これが4番ホールのティー。写真ではわかりにくいのですが、かなりの高低差。

4番ティーは崖の上から下のグリーンに向かって打っていきます。高所恐怖症ぎみの私は、スイング後にバランスを崩して崖から転がり落ちるんちがうか、とビクビクしながらのティーショットです。お尻の穴の辺りがムズムズします。笑。
ほんまになんというコースなんだ。誰がここにゴルフコースをつくろうと思ったのかな。自然のスケールがすご過ぎで、そのすごい自然が近すぎる。
崖を登って、下りるだけでも一苦労です。なのに自然に笑みが出る。すごい場所でゴルフをしています。
崖から下りてグリーンから見上げる岩山と崖が大迫力で、その向こうがずっと海で、ほんまにすごいなぁ、としみじみ感動しながらゴルフをしています。

これが4番ホールのグリーン。崖から下ってきました。
下から見る崖はこんな迫力。
見よ。このど迫力の景色。

続く


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