【プチ哲学】〇〇帳の対義語について考えてみた
どうも、地方公務員のばたやんです。
前回手帳について書いてみたのですが、Facebookの仲間たちからたくさんの反響をいただきました!
そこで、ZOOMをつかって公務員の仲間たちと手帳を語るイベントを企画したところ、イベントの中でこれは面白い!とばたやんが感じたエピソードとそのお話からお考えてみたことについて書いてみます。
🔷手帳を語る会
「公務員手帳会議!教えてみんなの手帳活用術」と題して公務員の仲間たちと手帳について熱く語るイベントを先日開催しました。
そのイベントの中でこんなやり取りがありました。
手帳にどんなメモをしていますか?というテーマでお話していた時
Aさん:部下たちのいいところをメモしているんだ
Bさん:閻魔(えんま)帳じゃないですかw
Aさん:いやいや、いいところしか書かないって決めてるから!
ばたやん:閻魔帳の対義語って何だろう、菩薩帳とか?
みんな:たしかに!ww
反射的に浮かんだ問い「閻魔帳の対義語って何だろう?」に対して、Aさんが話している手帳はまさにこのことで、「閻魔の反対だから菩薩?」と安直に”菩薩帳”と勝手に名付けてしまいました。
イベント終了後に閻魔帳や閻魔や菩薩について調べてみたところ、驚きの事実が判明しました!
🔷閻魔の反対は菩薩なのか
日本のことわざに次のようなものがあります。
地蔵(じぞう)と閻魔(えんま)は一(いつ)
地蔵は慈悲を、閻魔は忿怒(ふんぬ)をあらわし、全く反対の存在のように見えるが、ともに阿弥陀仏の分身であるということ。
このことわざを知って衝撃が走りました、お地蔵様は地蔵”菩薩”ですから、ことわざの意味の前半「全く反対の存在」という点ではやはり閻魔帳の対義語は菩薩帳で正しかったのです。
閻魔帳は「閻魔王が、死者が生前に行った所業を書き記しておく帳面」、これが転じ学生の成績などを記す、教師の手帳や警察官の手帳と捉えられており、私は悪行を書き記しておくものと認識していました。
菩薩帳は、イベントでの一幕を照らすと、善行を書き記しておくもの、と定義できそうです。
肝はここから、ことわざの意味の後半「ともに阿弥陀仏の分身」であり、根本は同じですべての人を救おうと48の誓いを立てた阿弥陀仏が如く慈悲深きものであると感じ、深く刺さりました。
🔷菩薩帳メソッドの有用性
イベントでAさんが語っていた「菩薩帳」、これは組織運営にとってはかなり重要なメソッドになりえると思いました。
相手の善い行いを記録する、つまり相手の行動に関心を持つ、すると相手の関心に気づけるようになっていくのです、よく見ているからこそ些細な変化に気が付いて的確なコミュニケーションが図れるようになる。
日常のコミュニケーションを的確にとることで、”この人はちゃんと仕事ぶり(私)を見てくれてるんだ”と信頼が生まれて、「ほめる」や「しかる」といった特別なシチュエーションでのコミュニケーションの効果もアップします。
みなさんも菩薩帳メソッド試してみてください!
この記事の内容が誰かの力や気づきになれれば幸いです。
それでは、地方公務員のばたやんでした。