富士通レッドウェーブ2連勝 新生RWはスリーだけじゃない!説を検証
10月23日(日)@大田区総合体育館、東京羽田ヴィッキーズとの2戦目。富士通が見事に2連勝を果たした。
富士通といえば外角からのシュートをビシバシ決めて、トランジション早いバスケット、流れるようなパスワークといったイメージを持つ方は多いだろう。わたしもその1人だ。だが、ENEOSから新加入の2選手が入ったことで戦術の幅が広がったと見ている。
🏀スリーが入らなくても勝てる強い富士通に
75得点して勝った富士通のスリーのアテンプトを見ると29本、成功は8本で成功率は27.5%だった。その上で、全6試合12チームのそれぞれのスリーのアテンプトと成功数を下にまとめてみた。
アランマーレ 5/19(26.32%)
アイシン 10/18(55.56%)
新潟 10/41(24.39%)
ハイテク 4/17(23.53%)
紡織 3/19(15.79%)
三菱 8/28(28.57%)
山梨 13/25(52%)
ENEOS 10/31(32.26%)
デンソー 6/19(31.58%)
シャンソン 4/22(18.18%)
羽田 11/28(39.29%)
これを、まずはアテンプト数でソートしてみるとトップ5はこうなる。
新潟 41本
ENEOS 31本
富士通 29本
三菱・羽田 28本
これを見ると、やはりスリーを打つイメージのチームが多いと個人的には感じた。新潟はもともとスリーのアテンプト数が多いチームだが、41本はやや多め。ENEOSは林、岡本、奥山がいるので多くなるのはわかる。林はアテンプト11だ。三菱は根本がアテンプト13、羽田は鷹のはしがアテンプト8。
富士通はアテンプト最多はモニカの7本、チームで3番目に多いのだが、誰か1人がたくさん打っているわけではなく、チーム戦術として全員で打つという姿勢が見える。
次に、成功率でソートしたトップ5を見てみる。
アイシン 55.56%
羽田 39.29%
ENEOS 32.26%
デンソー 31.58%
三菱 28.57%
富士通の名前が消えた。成功率が低いことを示している。ここまでを一旦まとめると、チーム戦術のとおり出場する選手がスリーを打つということは遂行できたが、成功数は低かったということだ。
シーズンのスリーポイント王の成功率が4割程度であることからも、長いシーズンの中、チーム全体で「スリーが入らない日」は当然出てくる。シュートは水物だし、それは仕方がないことだと思う。昨シーズンまでは、スリーが入らないと厳しい試合になっていた印象だ。
だが、中村178cm、宮澤183cmが加入したことでサイズが出て、スリーが入らない場合はペイントエリアで勝負できるようになった。宮澤が外にいることで中が空き、モニカが勝負できる。宮澤がミスマッチと見れば、相手を背をって勝負する。そういったシーンが多く見られた。
これが新生レッドウェーブの強さにつながると見ている。ニニとアースが加入したことで、誰もがそうなると思っただろうが、開幕2戦目で早くも数字に現れている。
🏀11アシストで物足りなさを感じちゃう!?
そんなレッドウェーブのタクトを振るのが瑠唯ちゃんだ。先の東京オリンピックで18アシストを記録。オリンピック最多記録を叩き出したのは記憶に新しいだろう。
だからなのか、「11かぁ……」となってしまった。11アシストで十分すごいのに、欲深いレッドウェーブファンで誠にすいまめぇーーん
まあ、前回も書いたが、今シーズンの瑠唯ちゃんは得点を狙っているのでアシストが減るのは仕方がない。その中でも11アシストするのだから、やっぱり瑠唯ちゃんはすごいな、そしてパスをアシストとして記録させる周りの選手のシュート力もすごいなと、悦に入るRWファンなのでした。
🏀栗林の復帰はいつか?
もう1つ気になっているのが栗林の復帰のタイミングだ。札幌山の手のことを書くのに見た、栗林が高3の時の動画。改めて、すごかった。富士通のユニフォームを着てあのプレイを見たい、そう思った。栗林が入れば、サイズがさらに増す。得点力が上がる。リバウンドが取れるので思いっきりスリーが狙える。いいこと尽くしだ。
正直、今シーズンは栗林のプレイを楽しみにしていたので、開幕戦でアップスーツのままだったのは悲しかった。本人はもっと悲しくて、悔しいだろう。今よりも強いレッドウェーブになるキープレイヤーとして、近いうちに復帰してくれるだろう。そのときを楽しみに待ちたい。
だから……コートサイドの抽選当たって!!マジで!😅
BOXスコア
https://www.wjbl.org/schedule_result/detail/boxscore/?locale=PC&command=boxscore&schedule_id=6779
🏀解説ってそんなに簡単じゃないと思う
最後に、バスケットLIVEの解説が物議を醸している。確かに、「うーん、ちょっとな……」とは感じる、正直ね。でもですよ、解説って思っている以上に難しいんじゃないかってこと。
多分、解説をやったことあるって人、ほとんどいないでしょう。どんどん展開していくバスケットボールの試合の中で、的確な言葉を的確なタイミングで発していく。おそらく、相当難易度が高いはず。
だから私は、見守っていきたい。Wリーグが成長していくのとともに、解説者たちの技術も上がっていくでしょう。
では最後にご唱和ください。
アトム&アース&ファイヤー🔥 (すべてのシーキングスOGに捧げる←)
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