札幌山の手OG第2期 町田、本川、髙田に代わるNew札幌山の手三人衆
全国での華々しい成績はないものの、個々の能力を努力で高めている雑草系軍団。失礼な言い方かもしれないが、個人的には「雑草」という表現が本当にぴったりだなと。
斎藤麻未、佐藤奈々美、尾崎早弥子、この3人が第2期の主役である。
ところで、乾電池って単1とか単2と言うじゃないですか。では、単いくつまであると思います?
正解は「単5」です。単3まではよく使ってたし、最近のモバイル系ガジェットは単4が使われてることが多いので、単4までは知ってたんです。
んで、先日、嫁がパソコンに付帯しているタッチペンの電池が切れたと言ってたんです。ペンですからね、形状からして単4だろうなと思って交換しようと開けてみたら、出てきた乾電池がさらにひと回り小さいじゃないですか。「なんだこれ!?」となったわけです。
47年間、きっと乾電池とは切っても切れない間柄だったはずなんですが、初めて見ました。単5の乾電池を。
「…いや、なんの話だよ!」ってクレームが出そうですが、今まで知らなかったけど、その存在を知ってみると、「あ、こんなところで役に立ってたんだな」ってなる。なので、ぜひ雑草系軍団の齋藤麻美、佐藤奈々美、尾崎早弥子を知って欲しいということです!
日頃から女子バスケ、Wリーグを観戦してる方であれば、知ってるとは思いますが。
ちと強引かな😅 ではでは本題です。
🏀2012年 雑草系軍団1年生
雑草系と言いつつ、齋藤に関してはそうでもない。まず、大麻東中学で滋賀全中に出場している(予選で敗退したが )。なお、このときの全中ベスト5に、優勝した若水中の加藤優希(トヨタ紡織でチームメイト)がいた。
滋賀全中
http://zenchu.japanbasketball.jp/2011/
さらに、U15トップエンデバーにも選出されている(栗林が中1で選ばれてるのもすごい)。トップエンデバーの同級生たちを見るとすごい面々だなと😳
http://www.japanbasketball.jp/event/news_detail-php-news_id=6097.html
さらに、いまはなき"ジュニアオールスター"の北海道代表でもあったのが齋藤だ。佐藤も尾崎も選出されていない。なお、齋藤が選ばれた年は東日本大震災の影響で大会は中止。
◎石川インターハイ ベスト16
http://www.japanbasketball.jp/event/interhigh/2012/
初戦、宇都宮文星女子に91-62で勝利。2回戦では津幡に77-72で勝つが、3回戦で慶進に55-81で敗れた。慶進には2年に元富士通の松本愛美さんがいて主力として活躍していた。
なお、BOXスコアが分からず、1年生の齋藤、佐藤、尾崎がベンチ入りしたか、試合に出場したかは分からない(おそらくベンチ入りしてると思われるが)。
そうそう、第1期では書きそびれたが、2011年から同校OGで元富士通の船引まゆみさんがアシスタントコーチに入った。姉(船引かおり)も元Wリーガーで、夫は現役Bリーガーの野口選手。
◎ウインターカップ2012 ベスト32
http://www.japanbasketball.jp/wintercup/2012/
⛹🏻♀️1回戦 81-78 盛岡白百合学園
http://www.japanbasketball.jp/wintercup/2012/pbp_team-php-game_id=11885.html
齋藤、佐藤、尾崎は1年ながらベンチ入り。齋藤はスタートで出場。
齋藤 26分出場 13得点 8REB
佐藤 13分出場 13得点
尾崎 7分出場 0点
相手には、元日立ハイテク選手だった藤澤未希さん(3年)がいた。
⛹🏻♀️2回戦 63-84 岐阜女子
http://www.japanbasketball.jp/wintercup/2012/pbp_team-php-game_id=11900.html
齋藤 34分出場 18得点
佐藤 35分出場 13得点
尾崎 DNP
相手には、シャンソンの坂田 侑紀奈(2年)、新潟からENEOSに移籍したローヤシン(2年)がいた。なお、Wリーグ選手ではないが、オータムカップに参加していたTOTOの大橋恵実(1年)、山形銀行の谷優実(1年)がベンチ入り。
2012年、札幌山の手の4番は新堀京花。町田、本川が3年のときに入学し、1年から試合に出ていた。札幌山の手のなかでも有望な選手である証だろう。大学は北海道教育大岩見沢校に進学した。
写真引用:Wリーグ公式サイトより
https://www.wjbl.org/
🏀2013年 雑草系軍団2年生、米谷が入学
ジュニアオールスター北海道選抜の米谷帆芽(アイシン)が入学してきた年。そのときのJA北海道選抜には、中学1年の栗林未和(富士通)、河村美侑(新潟)がいた。今考えると豪華なメンバーだが、愛知と徳島に負けて予選リーグ敗退だった。
◎大分インターハイ ベスト32
https://oitabasketball.jp/archives/oita-ih/
⛹🏻♀️1回戦 札幌山の手 90-75 富岡東
https://oitabasketball.jp/archives/oita-ih/ss/pdf/29g5.pdf
#7 斎藤麻未 26得点
#8 佐藤奈々美 34得点
#12 尾崎早弥子 2得点
#15 米谷帆芽 4得点
⛹🏻♀️2回戦 札幌山の手 59-76 常葉学園
https://oitabasketball.jp/archives/oita-ih/ss/pdf/30/30h3.pdf
#7 斎藤麻未 27得点
#8 佐藤奈々美 2得点
#12 尾崎早弥子 DNP
#15 米谷帆芽 10得点
常葉学園には、日本代表にも名を連ねる三菱の根本葉瑠乃(3年)、同じく三菱の篠宮杏奈と見﨑南美(1年)がいた。3人ともスタートで、根本25得点、篠宮19得点、見﨑14得点だった。
◎ウインターカップ2013 ベスト32
http://www.japanbasketball.jp/wintercup/2013/
⛹🏻♀️1回戦 札幌山の手 84-47 一関学院
http://www.japanbasketball.jp/wintercup/2013/pbp_team-php-game_id=12794.html
#6 齋藤麻未 37分出場 17得点 10REB 6ST
#7 佐藤奈々美 31分出場 14得点 4AS
#11 尾崎早弥子 20分出場 6得点 9REB
#15 米谷帆芽 5分出場 3得点
⛹🏻♀️2回戦 札幌山の手 68-94 岐阜女子
http://www.japanbasketball.jp/wintercup/2013/pbp_team-php-game_id=12814.html
#6 齋藤麻未 37分出場 2得点 4ST
#7 佐藤奈々美 37分出場 33得点 スリー5本 4AS
#11 尾崎早弥子 13分出場 0得点
#15 米谷帆芽 17分出場 11得点
斎藤、佐藤、尾崎はスタート。2012年のWCでも対戦した岐阜女子には、シャンソンの坂田 侑紀奈、ENEOSのローヤシン(ともに3年)がスタートで出場、トヨタ紡織の大橋瑠菜(1年)がいた。ちなみに、このときの岐阜女子には「大橋」が3人ベンチ入りしていた。大橋恵実、大橋瑠菜、大橋璃菜(瑠菜と璃菜は双子)。
2013年の札幌山の手#4 は三塚ゆり。神居東中学でJA北海道選抜に選ばれ、JA2010の決勝トーナメント準々決勝で静岡と対戦し、敗れてベスト8だった。このとき、静岡には羽田の鷹のはし公歌、三菱の根本葉瑠乃がいた。三塚は札幌山の手から日本体育大学に進学。後輩の齋藤麻未、久米捺美と関女で活躍した。
JA2010 決勝トーナメント2回戦 BOXスコア
http://juniorallstar.japanbasketball.jp/2010/tr.html?matchno=259
写真引用:Wリーグ公式サイトより
https://www.wjbl.org/
🏀2014年 栗林が入り、期待のかかる年
◎千葉インターハイ ベスト16
http://www.japanbasketball.jp/event/interhigh/2014/
札幌山の手の試合は見ていないが、この大会は現地で観戦した。なので、パンフレットが手元にある。札幌山の手のページがこれ↓
⛹🏻♀️2回戦 中村学園女子 60-87 札幌山の手
【動画(インハイtv)】※途中、数回広告あり
前半
#4 齋藤麻未 16点(3p:1 2p:6 FT:1)
#5 佐藤奈々美 10点(2p:5)
#11 尾崎早弥子 2点(2p:1)
#15 栗林未和 0点(2p:0)
#12 米谷帆芽 DNP
13:03あたりからのハイポ佐藤→栗林→齋藤のパスは見事ですね。てか、齋藤も佐藤も顔で判別できなかったけど、走り方とか歩き方とかちょっとした仕草でわかったよね😅
後半
#4 齋藤麻未 21点(3p:2 2p:7 FT:1)
#5 佐藤奈々美 10点(2p:3 FT:4)
#15 栗林未和 8点(2p:4)
#11 尾崎早弥子 0点(2p:0)
#12 米谷帆芽 DNP
佐藤奈々美がハイポ、斎藤がローで合わせるのが基本で、逆もあり。ローが栗林のときもある。しかし、米谷は不出場とはいえ、現役Wリーグ選手が5人もいるんだから、この時点で雑草系軍団は卒業かな。全員170オーバーだし。
⛹🏻♀️3回戦 東京成徳大 78-69 札幌山の手
【動画(インハイtv)】※途中、数回広告あり
前半
#4 齋藤麻未 7点(3p:1 2p:2)
#5 佐藤奈々美 13点(3p:1 2p:4 FT:2)
#11 尾崎早弥子 2点(2p:1)
#12 米谷帆芽 DNP
#15 栗林未和 6点(2p:3)
東京成徳にはトヨタの#6 川井麻衣、富士通の#7田中真美子(ともに3年)がいた。川井には斎藤、田中には栗林がマッチアップしている。現在、田中と栗林は富士通でチームメイトだ。川井はこの頃、PGではなくバリバリのスコアラー。そのあたりも見どころかなと。
後半
#4 齋藤麻未 6点(2p:2 FT:2)
#5 佐藤奈々美 10点(3p:1 2p:3 FT:1)
#11 尾崎早弥子 6点(2p:3)
#12 米谷帆芽 2点(2p:1)
#15 栗林未和 2点(2p:1)
#12 米谷も出場(もしかするとロスター変更あったかもだが)。一時、斎藤・尾崎・米谷・栗林と5人中4人がWリーグ選手という時間帯も。成徳の田中を含めると、コート上10人のうち半分。もっと言えば両チームのベンチメンバー含めて7人が将来Wリーグ入りするという点からも、この試合は見ておくべきかと。なお、新潟の河村(1年)はベンチに入っていなかった。河村も入れると8人。
66-72から69-72の3点差とした佐藤奈々美のスリーは、今のプレイを彷彿させるなと。成徳は小澤美咲のきれいなスリーが印象的だった。
◎ウインターカップ2014 ベスト16
https://www.basketball-zine.com/wintercup-bn/45wc
⛹🏻♀️2回戦 札幌山の手 91-79 和歌山信愛
【動画(応援.com)】ハイライト
⛹🏻♀️3回戦 札幌山の手 64-71 聖カタリナ女子
【動画(応援.com)】ハイライト
このときのカタリナには、デンソーの篠原華実(3年)、羽田の軸丸ひかる(2年)がいた。また、2020年に日立ハイテク(その前は富士通)を引退した曽我部奈央さんも。佐藤奈々美と曽我部は日立ハイテクでチームメイト、仲も良かったようだ。
雑草系軍団もこれで引退となった。最後の年は、インターハイで東京成徳に接戦で敗れ、ウインターカップでカタリナに惜敗した。おそらく、ちょっとでも何かが違えば逆の立場になっていてもおかしくなかった、そんなポテンシャルを感じさせるチームだった。
佐藤奈々美は卒業後にトヨタ紡織に入団、現在は日立ハイテクに所属。齋藤麻未は日体大からトヨタ紡織に入団し、2年間は佐藤とチームメイトだった。尾崎早弥子は桐蔭横浜大に進学、その後に羽田に入団した。1つ下になるが、カタリナの軸丸とは羽田でチームメイトである。
写真引用:Wリーグ公式サイトより
https://www.wjbl.org/
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?