ハイランド讃歌の話その5
河野企画代表、チューバ奏者、指揮者の河野一之です。
前回のFlowerdaleに引き続き今日はハイランド讃歌組曲より
Strathcarron、ストラスキャロン
もくじ
Strathcarronの意味
この題名は実は二つの単語からなる言葉で、
16世紀半ばのスコットランド・ゲール語(Scottish Gaelic)で川の流れる大きな渓谷という意味のStrath(Srath)。
それとスコットランド南部にある地名Carronが合わさった言葉だ。
つまり「Carronの川の流れる大渓谷」という意味である。
15世紀初頭よりスコットランドには伝統的に戦での勝利を祝ったり豊作を祈るための剣の舞が踊られており、それを題材に使用されているこのStrathcarronでもそのような描写が出てくる。
イメージ
以下分数は上記CDに由来する。
冒頭
Highland Games(Highland Gathering)の開催
戦士たちを呼ぶ勇ましいドラムとバグパイプ
13小節目(0.26)
戦士たちの入場
45小節目(1.40)
Highland Games開幕、そして剣の舞の部
81小節目(2.41)
乙女の舞と歌
93小節目(3.02)
第二回戦開始
129小節目(4.16)
戦士たちの力比べ
176小節目(5.33)
火花が舞い散る(現代では花火)
サポートして頂いた支援は全て金管楽器や金管バンドの奏法の研究、音楽を使ったエンターテイメントの発展に使用させていただきます。