自分がどのくらい成長したか知りたい時は過去に取り組んだ曲を演奏してみればいい
おはようございます。音楽家、チューバ奏者、指揮者、金管バンドディレクターの河野一之です。
元気爆裂すぎて筋トレのセット数を増やした河野です。
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自分がどのくらい成長したか知りたい時は過去に取り組んだ曲を演奏してみればいい
僕も音大や音楽大学院で研究をさせていただいていた頃、学生は勉学と研究が本分であり、音楽大学ではとにかく練習に励むのが日常でした。
その中で取り組んだ曲は何十曲、人生全体で言えば何百曲にもなるかもしれません。特に学生時代はまだまだ未熟で、何もわからないまま暗中模索でさらっていました(音楽業界用語で「さらっていた」=練習していた)。その頃は本当にしっちゃかめっちゃかでしたが、それだけに思い入れのある時期でもあります。
そういった時期に練習していた曲を、今卒業から10年以上経って再び取り組んでみると新しいものがたくさん見えます。
当時10代、20代の頃には感じられなかった、見えなかった『楽譜から読み取れる音楽』がより感じられるようになっていたり、もっとシンプルな点で言えば昔吹ききれなかった箇所が容易に演奏できるようになっていたりします。
こういうことにすごく懐かしさや、自分の歩いてきた道、練習してきた時間を感じ温かい気持ちになったりします。
もちろん、これとは正反対の当時の吹けなくて苦しんでいた感情や思い悩んでいた感情というのも同時に現れますが、それらポジティブ&ネガティブ両方あって今の自分に繋がる良い思い出です。
今頑張って練習している10代、20代の方々へ
この先も嬉しいこと、辛いこと色々あるなかでも継続をしている限り、その練習は決して無駄になりません。
もし覚えていれば、自分が楽器を初めて手に取った時のとことを思い出してみてください。チューニングのための簡単なドでさえ出すのに苦戦したはずです。
でも今ではおそらく寝起きでも吹けるでしょう。
キツイなとか、こんな練習が何のためになるんだとか色々思うこともあるでしょうが、辛いことも良いことも真剣に向き合っていれば後々必ず良い思い出になります。
少なくとも僕は、過去に真剣に取り組んだ曲に再度出会うと、まるで旧友にあったかのような感覚になります。
みなさんも、そんな感覚ありませんか?
Thank you
Kazz