【終わる2020年】コロナ禍に入って10ヶ月の今
おはようございます。チューバ奏者、指揮者、金管バンド専門家の河野一之です。
もくじ
今年2月Nexus Brass Bandとの記念定期演奏会を終え、ホッとしたのもつかの間日本はもとより世界中でコロナ禍が巻き起こり社会活動が停止した。
エンタメ業界も漏れ無くその活動を休止し、僕の身の回りでも演奏会や様々な機会が休止、延期となった。
また改めてそれから1年の記事は書くけれども、今の時点それから約10ヶ月、僕らの生活がどう変わったのか記録に残しておきたい。
河野企画、音楽家業
これまで持っていた仕事が完全に停滞した4月、少しづつ新しいことが結果を出してきた5,6月、そしてこれまでの仕事がほんの少しずつ戻ってきた7月、そして現在と3つのセクションに分けることができる。
4月は後にも書くけれども完全に仕事が無くなった月で、今スケジュール帳を見返しても面白いぐらい真っ白、イギリス留学から帰国したてでさえもうちょっと用事があったと思う。
ちょうど国内でのコロナも増え、ダイヤモンドプリンセス号が話題になっていたころだね。
そして5,6月。3,4月に2019年以前からやっていたオンラインレッスンなどのオンライン活動を本格化させ有料から無料コンテンツまで幅広く実験的に行なった成果が出たのか実働が出てくる。そしてJapan United Brass Projectが佳境に入る。
7月に入ると実際にリハーサルを再開するバンドも増えてきて数ヶ月ぶりの再会があったり、レッスンや演奏業務が戻ってきた。そうして9,10月には河野企画としてそれこそ2月ぶりの企画を立て現在に至る。
仕事の戻り具合としては60%ぐらい、でも日本社会はもとより音楽業界の”活気”としては20%ぐらいしか復活していないように感じる。
なので仕事云々よりもそこを元気づけるにはどうしたら良いかが当面の目標である。
プライベート
コロナ禍に陥り仕事が激減した。さらに外出を控えるようにとのお達しもあったため家にいるか、行っても徒歩1km圏内をお散歩するぐらいしかしていなかった。
とても幸いなことに2018年に結婚をし妻との生活が始まっていたためパートナーと同居をしていない方々のような会えない、会いづらい環境ではなかったのは幸運であった。結婚に向け頑張った自分Good jobである。
そのため料理を凝ったり、1度だけであったが 沖縄料理をベランダに並べテラスでの食事のようにして遊んだり、妻と演奏動画を撮ったり、一緒にお散歩をしたりと家族でのコミュニケーションは結婚して2年の2020年コロナ期はとても増えた。
またこれまで知らなかったストレスの存在に気づけたのはとても大きかった。チューバという重い楽器を持って様々な所にいくのはとてもストレスだったし、夏の暑い日に灼熱の中での業務というのはびっくりするぐらい身体や精神に負担をかけていたようだ。
それらが今年は幸か不幸か一切なく、家や近所でのんびり過ごすことができた。するとニュートラルな素の自分というものが出てきたり、見つめ直すことができて本当に好きなものや大事にしたいものが自分の中から浮かび上がってくるようだった。
何が好きで何が本当は嫌なのか、そしてあって当たり前と勘違いしていた日常がいかに貴重なものなのか、必要だと勘違いしていた本当はいらないものはなんだったのか理解する良い時間であった。
まとめと今
人は環境、自分を取り巻く物事が変わる事で気づけることがとても多いというのが大きな気づきであった。
そういえば、英国留学した時も日本の素晴らしさや日本にしかないものへの再発見や気づきがあった。
コロナ禍で失った日常の希少さ、素晴らしさへの気づきはこの未曾有の大感染症が引き連れた数少ないポジティブな側面かもしれない。
戦争があると平和を欲し、平和が続くと刺激に飢え始める我々人間はこうして大切なものを思い出していくんだと学びになっている。
今現在は冒頭に書いた通り仕事の戻りぐらいは60%、でもご指導案件やリハーサル案件が多く実際にステージに立って何かをするというのが少なく寂しいところではある。
オンライン配信コンサートも行なっているし、これから先ワクチンがどのような効果を示すかはまだわからないけれども、生きてさえいればどうにかなるし、我々の未来は明るい
2月から言い続けているけれども、
今できること、今しかできないこと、今しかやらないこと
をやっていればそのうち止まない雨は無いのと同じ、人間は再び立ち上がる。
2月、3月に書いていた記事でも書いている通り
どうにかなるさ、全然大丈夫、どんどんふざけて調子乗って生き抜こう
Thank you
Kazz