【雑記帳30】ルアーのレンジと魚のレンジ
【雑記帳23】ではバスフィッシングにおける場所に関する判断を,バスの場所,ルアーの場所,自分の場所に関する判断に分けて順に考察していくことにしました.今回からルアーの場所について考察していきたいと思います.ただ,ルアーの場所というテーマについては自分の中にそんなに蓄積がなく,手探りで進めていくことになりそうです.
そんな中でまず思い浮かんだのは,ルアーのレンジと魚のレンジについてです.両者は必ずしも一致しなくても構わないはずです.中層の魚を水面まで引っ張って釣る場合や,フォールに反応した魚がボトムステイ中に口を使うということもあるでしょう.ということは,バスのレンジを想定したうえで,何らかの判断に基づいてルアーのレンジを選ばなければならないわけです.
適切なルアーレンジは釣れ具合から判断するしかない?
では,ルアーレンジの判断に使える情報は何かというと,一つは魚の活性があるかなと思います.活性が高くないとトップには出きらないと言われることは多い気がするので.ただ,他に何をやっても釣れないときにバズベイトだけは食う場合とかもあるので,結局色々試してみて,魚が釣れるレンジを見つけ出すしかないのではないかと思います.したがって,現時点の私の知識では,ルアーのレンジの判断に用いることのできる理論,情報は以下となります.
情報:魚の活性
理論:活性が低いときはトップには出にくい.
情報:魚の釣れ方
理論:ルアーを通したときに魚が釣れるレンジがその日その時有効なルアーのレンジである.
魚のレンジとルアーのレンジが離れている場合の複合判断
どのレンジにルアーを通せば釣れるのかという判断以上に重要だと思われるのは,魚との距離に応じてルアーの強さや速さを調整する必要があるということです.したがって,ルアーのレンジはそれ単体として判断するのではなく,強さや速さとの複合的な判断が必要となるということです.これは例えば田辺哲男さんの「最強のバス釣り入門NEXT: 第一人者が教える最新のバスフィッシング入門書」や「最強のトップウォーター ストロングフィッシャーマン入門DVD」で述べられています.
判断:ルアーの強さ
理論:魚のレンジとルアーのレンジが離れているなら,魚から気付かれやすくするためにルアーを強くする.
判断:ルアーの速さ
理論:魚のレンジとルアーのレンジが離れているなら,魚に追いつく時間を与えるためにルアーをゆっくり動かす.