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【雑記帳17】ルアーの動く速さ
皆さんは釣り場でルアーを選ぶときどのような点に着目していますか?
このノートでは,自分で考えて釣果を得るためのバスフィッシングフレームワークについて考察しています.その中でも最近は,「何を投げるかの判断」を「ルアーの強さ,向き,速さの判断」と捉えて,それぞれについて考察しています.これまで,ルアーの強さ,向きについて考えてきました.今回はルアーの動く速さについて考えてみようと思います.
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ルアーの動く速さについて考察します.
強さを変えずに速さを変える
例えば,シャッドを巻いていて,ゆっくり巻いても食わないので速巻きを試してみよう,というような判断をすることはよくあると思います.このとき,ルアーの強さ(=魚からの気付かれやすさ)はほとんど変化せず,ルアーの動く速さだけが変化していると考えられます.ということは,ルアーの強さ調整することだけしか考えずにいると,このような判断は不可能ということになります.
したがって,「何を投げるか」に関連して判断すべき事柄の一つとして,ルアーの動く速さ(どんな速さで動かせるルアーを投げるか)を加えておこうと思います.
速さと強さは無関係ではない
ただし,速さと強さは必ずしも無関係とは限りません.ゆっくり巻けるルアーというのは,しっかりと水を掴んでいるからこそゆっくり巻けるのであって,その結果としてより多くの水押しを生み出します.これは,バスの側線に訴える波動となるため,ゆっくり巻けるルアーは強いルアーであると言える場合があるからです.田辺哲男さんの「最強のバス釣り入門: 「自分の力で釣りたい人」の必読書」でもこのことが述べられています.
したがって,強さを変えずに速さを変えたり,速さを変えずに強さを変えたりするためには,ルアー毎にそれなりの知識や技術が必要となる場合があります.例えばスピナーベイトであればウエイトやブレードサイズを同時に調整する必要が出てくるでしょう.このあたりについては,本ノートのバスフィッシングフレームワークにおける「実行」の部分で考察していければと考えています.
瞬間的な速さをどう考えるか
ここまでで述べていた速さは,シャッドの例のようなリトリーブスピードやフォールスピードを主に意識していたのですが,ルアーの動きの速さには,それとは別の速さも存在すると思います.例えば,根掛かりを外した瞬間の速い動きにつられてバスがバイトしてくることがあります(いわゆるリアクションバイト).こういった,瞬間的な速さはどのように考えたらよいのでしょうか.
ここ数回の記事を書く前は想定していなかったことなのですが,このような速さは,速さという観点ではなく,むしろ様々な食わせの動きの一種と考えたほうがよい気がします.つまり,何を投げるかの判断には,【雑記帳14】で述べたルアーの強さ,向き,速さに加えて,食わせの動きに関する判断が必要なのかもしれません.これについては,次の記事で考察してみたいと思います.