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【雑記帳12】時合いを捉える

【雑記帳11】に引き続き,時間帯やタイミングに関する判断について考えていきたいと思います.今回は,時合いについて考察します.

まず,田辺哲男さんの「バス釣りビッグフィッシュパターン」では,朝まずめ,夕まずめを最もわかりやすい時合いとした上で,それ以外にも「時合いをつかさどる要因には,風,湖流やダムの放水による流れ,タイド,気圧,日照などがあり,それらの全てが変化だということに注意してほしい」とあります(朝まずめ,夕まずめは日照の変化に含まれるのかもしれません).個人的には他にも,雨が降り出す,止むという変化や濁り具合の変化も影響するのではないかと思います.そして,風なら吹き始め,雨なら降り始めなど,これらの要因の変化する瞬間が時合いとなり,一定時間(せいぜい数十分程度?)が経過すると収まってしまうわけです.

したがって,時合いを捉えるためには以下のような情報をチェックしておく必要があると考えられます.

  • 流れ

  • 水位(潮位)

  • 気圧

  • 光量(朝マズメ,夕マズメ)

  • 濁り

これらの要因の変化が起こるタイミングを予測できるのであれば,そのタイミングでその時点までに見つけた最も有望なポイントに入るようにすれば良いでしょう.

ただ,朝まずめ,夕まずめやタイドを除いて,これらの変化がいつ起こるか予測するのは結構難しいと思います.これらの変化を感じたときにはすでに時合いに突入しかかかっている状態だと思うので,時合いを予測してタイミングを判断するというよりは,今,時合いに突入したということをなるべく早く察知して,集中力を高めたり,ラインチェックをしたり,ブレーキ設定,ドラグ設定を見直したりといった,その場でできる備えをするぐらいしかないような気もします.(それだけに朝まずめ,夕まずめ,タイドの時合いが重要という考え方もありますが,これらについては別の機会に記事にできればと思います.)

そうなってくると,むしろタイミング以外の要素をある程度チェックした上で有望なポイントに何度も入り直すなどして,良いポイントで時合いを迎える確率を上げるような行動を取るのが現実的なのかなと思います.例えば,確実にバスはいるのになぜか食ってこないようなポイントには,何度か入り直すことで,風が吹いた瞬間,雨が降った瞬間などの何らかの変化のタイミングで食わせることができるかもしれません.ただこれは,いつ,どこで,何を投げるかの「いつ」の部分に関する判断と言っていいのかは微妙なところですね.

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