休職中にお世話になった人・こと

来年1月から社会復帰を予定している。去年の中頃から今年いっぱいまで休職していたので結果的に2024年は1日も働かずに終わった。大人になってから「働かない年」があるなんて思っていなかったので驚きだ。

そんな2024年はたくさんの人やことに助けられた。色んなことに時間を使ったが、メンタルが落ち着かない休職中に自然と費やしていたことこそ、それが自分に合ったリフレッシュ方法やメンタル回復法だと思うので、これからの社会人生活を自分のペースで進んでいくために、休職中にお世話になった人・ことを振り返りたい。


精神科の先生

初老のおじさんくらいの先生で、簡単な経過観察を聞いて処方箋を出してくれるだけの関係だったが、干渉しすぎない感じがありがたかった。一度カウンセラーを利用したこともあったのだが、なんだか余計に自分の現状を重く捉えてしまっている感じがしてやめた。個人的には「気持ちに寄り添ってくれる人」よりも「淡々と話を聞いて解決策を出してくれる人」の方が気楽に話せるので私には合っていた。社会復帰してからも何かあればこの先生に淡々と話を聞いてもらいたい。

友人

人と他愛のない話をするのはメンタルにいい。月一くらいのペースで友人誰かしらと会っているのだが、話すだけで元気が出てくる。友人が休職のことを全然気にしてないのも大きい(わざと触れないでいてくれてるのかもしれない)。精神科の先生同様、休職なんてたいしたことないと思わせてくれる存在は貴重だ。

散歩

転職先が決まってからはあまりしてないが、それまでは毎日1時間ほど散歩していて、休職中に「寝ること」の次くらいに時間を使っていた。始めた当初はなんとなく良さそうという理由でやっていたのだが、最近読んだ『神時間術』という本で、休職者に散歩する人が多い理由が科学的に説明されていた。どうやら散歩をすることで前頭葉が鍛えられるらしい。前頭葉は「思考の切り替え」に関わっていて、ここを鍛えることで「あの時こうしておけば…」などといった過去の未練や雑念を振り払いやすくなるという。散歩は健康維持にもいいので継続していきたい。

コンビニ

夜散歩のついでによく行った。セブン・ファミマ・ローソンの3つで食べ比べをしたり商品の入荷時間を覚えるくらい通った。メンタルがどうしようもなく落ち込んだ時なんかは深夜のコンビニ散歩をすることでどうにか乗り越えていた。社会復帰をしたらなかなか深夜にコンビニ散歩をするのは難しいだろうけど、またどうしようもなくメンタルが落ち込んだ時には利用したい。セブンのチョコチップクッキーとファミマのざらめ煎餅がおすすめ。

マクドナルド

休職中の作業場として使っていた。休職後半で転職活動を始めてからはほぼ毎日行っていたし、転職活動をしていなかった前半でもとりあえずマックに行ってパソコンを開いて「今日も一応動いた感」を得ていた。三角チョコパイが出てからは毎日三角チョコパイ健康生活をしていた。おかげで太ったが、メンタル的にはとても健康だった。カフェラテとダブルチーズバーガーはこれからも特にお世話になると思う。

お笑い

バラエティ番組をよく見たし、マユリカやオードリーなどのお笑い芸人がやっているラジオもよく聴いた。お笑いは不思議なもので、気分が落ち込んでいる時でも面白かったら反射的に笑うことができた。医学的に「笑うと副交感神経が優位になってリラックスできる」といわれている。そういった意味では、つらい時に強制的にリラックスさせてくれた貴重な存在だった。今年の2月にはオードリーのオールナイトニッポンの東京ドームライブにも参加してたくさん笑わせてもらった。転職活動を頑張ろうと前向きな気持ちにさせてくれたしシンプルに元気をもらえた。芸人ラジオはこれからも聴いていきたいし、なんなら来年は劇場にも足を運んでみたい。

乃木坂

朝起きた時、面接に向かう道中、夜散歩する時など、ことあるごとに乃木坂を聴いていた。元々高校3年の頃に興味を持ち、大学受験・就職活動と人生のターニングポイントではいつも乃木坂を聴いて元気をもらっていた。転職活動中もよく聴いてて、もう自分の中で「大事なことの直前は乃木坂」みたいなゲン担ぎ的存在になっている。「第一志望の会社に落ちたらどうしよう」「どんな仕事もどうせ自分にはできない」など、たまに過度に悲観的になってしまう夜があったが、そんな時でも「爆音で乃木坂を聴きながら深夜にコンビニ散歩をする」というコンボを決めれば、大抵の心配事は前向きに考えることができた。自分なりのリフレッシュ方法を持つのは大事だと強く感じる。

サッカー観戦

今年の三笘は最高だった。来年も頼む。


2024年最初のnoteで「休職した事実がポジティブなものになるかネガティブなものになるかは、その経験をどう糧にするかで変わってくると思う」と書いた。休職が終わる今、私は休職経験をポジティブに捉えている、というかそう捉えるしかない。自分なりのリフレッシュ方法を知ることができたし、仕事・キャリアについて真剣に向き合うきっかけになった。今年1日も働かなかったという事実には笑うしかないが、この経験があったからこそ、これからの社会人人生を自分のペースで歩んでいけると思っている。

休職してよかった。1日も働いてないけど最高の1年だった。2024年ありがとう。

来年は働きます。

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