
美術館で自分だけのお気に入りを見つけよう(チャレンジスクール)
この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2024年度の教育プログラムについてお伝えします。
プログラム概要
■開催日時
2024年7月29日(月)・30日(火)・31日(水)の3日間
■参加者
29日 子ども5名+保護者8名
30日 子ども7名+保護者7名
31日 子ども4名+保護者5名
■実施形態
ベネッセのこども向けオンライン習い事「チャレンジスクール」の受講者(小学生)とその保護者向けのイベント。
スケジュール
※3日間とも同じスケジュールで実施
12:45 直島宮浦港 集合
13:00 港で冒険ブックを使ったワーク
13:15 移動
13:45 ベネッセハウス ミュージアム 着
子ども向けプログラム:対話型鑑賞・冒険ブックを使ったワーク
保護者向けプログラム:対話型鑑賞含むガイドツアー
14:30 子どもたちから保護者へ鑑賞・ワークで気づいたことの発表
14:45 親子自由時間
16:00 移動
16:15 宮浦港 着・解散




特徴

プログラムの特徴
「ベネッセアートサイト直島 冒険ブック」※を使用したプログラム。 ※ベネッセアートサイト直島の小学校中高学年生向けの鑑賞キット。
ミュージアムの中では子どもたちは保護者と別行動し、対話型鑑賞やワークに取り組むことで、自分で感じる・発見することを促した。
保護者に向けた発表の時間をつくることで、子どもたちが気づいたこと・感じたことを言葉にできるようにし、終了後の親子の対話のきっかけになるようにした。
参加者の反応
普段はオンラインでの授業なので、実際に作品を見ることができてよかった。
楽しかった。プログラム終了後に直島銭湯「I♥湯」でも冒険ブックのワークに取り組みたい。
床にある作品と窓の向こうにある作品が同じアーティストの作品ではないかと思っていたが、子どもの発表を聞いてやっぱり同じアーティストだったと知ることができた。
企画担当者からの評価
■満足度
5 / 5 点
■再利用意向
4 / 5 点
■コメント
親切なツアー設計と当日サポートの充実。特に当日は様々な状況のお客様をおひとりひとり丁寧に案内くださりとても助かりました。
同行させていただき、とても魅力的なプログラムであると感じた。もう少し学年別のアプロ―チなど細かい設計も検討できるといいなと思いました。
まとめ・考察
子どもと保護者でプログラムを分けることで、保護者も落ち着いてじっくり作品を鑑賞する機会を得ることができた。
最後の親子自由時間は、お互い別行動をしている間に知ったこと・気づいたことを教えあう時間になっていた。
子どもたちは作品をみて気づいたことをたくさん発言しワークも積極的に取り組んでいたが、発表では恥ずかしいという子どもたちに代わって、エデュケーターから保護者に子どもたちのプログラム中の様子や気づきを伝えたケースもあった。
今回は子どもの参加者数がそれほど多くなかったため、エデュケーターの人数を増やすことで個別のサポートができた。今後もっと人数が増えて学年も多岐にわたる場合には、年齢に応じてプログラム内容を工夫する必要がある。(髙田)