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対話型鑑賞勉強会

プログラム概要

福武財団、直島文化村の職員を対象に、ベネッセアートサイト直島の対話型鑑賞勉強会を開催しました。教育プログラムや企業研修での取り組み、ベネッセアートサイト直島で対話型鑑賞を行う意義などのレクチャー、対話型鑑賞の実践、体験、質疑応答と進みました。

レクチャーの様子
対話型鑑賞中の様子①
対話型鑑賞中の様子②

スケジュール

 9:00  ベネッセアートサイト直島の対話型鑑賞に関するレクチャー
10:00 ベネッセハウス ミュージアムにて対話型鑑賞体験、ファシリテート実践 
12:00 休憩
13:10 質疑応答
13:40 ワークシート記入

プログラムの特徴

最初に、ベネッセアートサイト直島で行う対話型鑑賞の特徴や強み、ファシリテーターがどういったことを実践しているのか等レクチャーを実施。その後、ベネッセハウス ミュージアムにて、ファシリテーター認定を取得している方々にファシリテーションをしていただき、対話型鑑賞を実施。ファシリテーションをした方にはフィードバックも行った。

参加者の反応

■ベネッセアートサイト直島対話型鑑賞の理解が深まりましたか?

午前中のレクチャーで基本知識を得た状態でグループワークに参加したため、見るポイントがわかって、理解度が深まったと感じる。初心者にはとても良いカリキュラムだった。

実際のプログラムの体験者の言葉を聞けたことで対話型鑑賞が与えるインパクトを知ることができた。

■(ファシリテーションをした方)自分の個性や強みを今後に活かせそうですか?

自身のファシリテーションの強みや癖を再認識することができた。最後に紙に書いて言語化するところまでできたので、今後のファシリテーションによく活かせそう。

評価慣れしていないので、ファシリテーターの各スキルがどの程度「できていた」かの判断が、自己も他者も難しかった(目的が強みの発見という点で、その人のスキルの構成比?を考察したかった)。自由記述欄に加えて、指標となる評価シート的なフォーマットがあれば思考がまとめやすかったかもしれない。

■ベネッセアートサイト直島の対話型鑑賞の可能性について考えたこと

現代アートを中心として、それ以外の要素が多様にあることで、より対話型鑑賞の広がりが生まれるんだなと感じました。

美術館という場だけでなく自身の日常の中、他の場面に活かすことができる。

■自身が対話型鑑賞のファシリテーションを行う意義や目的

日頃のスタッフ間のコミュニケーション内でも対話型鑑賞そのものを取り入れたり、対話型鑑賞の考えを掘り下げていくという点を取り入れたりすることで、居心地の良い職場環境を作っていけたらなと思いました。

子育てをする中で対話型鑑賞のフラットに意見を受け入れ深めていく過程がマッチすることに気づき、生活の中でナチュラルに導入していけると世界の解像度が変わっていくのではないかと期待に変わってきています。

■その他

流れ(説明→実践→フィードバック・FAQ)は良かったと思います。参加者の属性によるところもあると思いますが、現地ではなく机上でのグループワークをしてもよかったかも。(こう言われたらどう返す?のレパートリー作るとか)

ファシリテーターへの質疑応答の時間も頂けると嬉しい。先ほどのファシリテーションで気を付けていたことは何か、どのような意図であの問いかけをしたのか、作品選定の意図や想定通りに行った点とそうでない点はあったか、等々聞いてみたかった。

今回はスタッフ同士で対話型鑑賞をしたのですが、ゲスト対応だった場合ではまた対応やリアクションが変わってくる部分もあると思うので対ゲストではどういった感じで対話型鑑賞をしているのか見学する機会があればいいなと思いました。

まとめ・考察

・認定を持っている持っていないに関わらず、改めてベネッセアートサイト直島の対話型鑑賞について知る機会を設けられ、また、昨年実施したフォーラムでの体験者の生の声を共有できたことでより理解が深まった印象。
・対話型鑑賞の体験、実践の時間はもう少し長くとった方が良かった。
・ファシリテーターが質問をする際に意識していたポイントや、どういった問いかけをしているのか等、今後、ファシリテーターに絞った交流会があっても良い機会になりそう。(佐野)

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