ユダヤ人に伝わる教え「タルムード」とは お金持ちになりたい人必見
こんにちは。今日はいつもとは違うトピックについて書いていきます。
皆さんは、「タムルード」という教えを知っていますか? これはユダヤ人に密かに伝わっている教えです。最近、私はこのタムルードについて解説している動画を見ました。それがかなり面白く、タメになるので、皆さんにもぜひ知っていただきたいと思いました。「ユダヤの教えなんて難しそうで嫌だ」と思う方もいるのは分かります。しかし、物語のような例え話が多いので、安心してください。
ユダヤ人の歴史
本題に入る前に、ユダヤ人の歴史について書きます。
ユダヤ人は何千年も前から迫害されてきました。今でこそ迫害は無くなりましたが、昔は彼らは住む場所もなく、国も持たず、世界に分散しながら生き残ってきました。そして、つい80年前にはナチスによる人類史上最悪の虐殺によって、ヨーロッパに住むユダヤ人の過半数が犠牲となりました。
そんな歴史がありながらも、今まで生き残り、巨大な影響力を持つまでに至っています。
では、それはなぜでしょうか? 答えは、彼らが幼少期に教わる書物の中にあります。Talmud<タルムード>と言われている書物の中には人生における教訓が書かれています。そして、それが成功の土台となっているのです。
タルムードの紹介(正直な仕立て屋)
「正直な仕立て屋」という話には、お金持ちになる人の特徴が書かれています。早速、本題に入っていきましょう。
ある国で干ばつが起こりました。
作物は枯れ、家畜は死に、国中が困っていたところ、聖職者が夢の中で神様からのお告げを受けました。
「仕立て屋に祈りを捧げさせなさい。そうすれば大地に雨を降らせよう。」
ところが仕立て屋は、学がありませんでした。神へ祈るためのヘブライ語も分からず、聖書の内容も覚えていない。そのため聖職者は「きっとこの夢は間違いだ」と思って無視しました。
そして聖職者は、学のある人を集めて祈らせましたが、雨は降りませんでした。その間も「仕立て屋に祈りを捧げさせよ」というお告げは、繰り返し何度も夢の中に現れました。
そこでとうとう、聖職者は仕立て屋に祈らせることにしました。
人々の代表として祈り台に立った仕立て屋は、いつも使っている巻き尺を持って祈りました。
「神様、私は仕立て屋を始めて40年になりますが、ただの一度も人を騙したり、ずる賢い商売をしたことはありません。この巻き尺もご覧のとおり、全く狂いのない正確な巻き尺を使っています。ですが、他の人は違います。
わざと目盛りを狭くした巻き尺を使って生地を多く使ったように見せかけて高い料金を要求する仕立て屋、
わざと秤を狂わせて、粉の量をごまかす粉屋
わざと秤を狂わせて、油の量をごまかす油屋
など、不正をしています。」
「でも私は違います。そういう不正は一切していません。私だけは正直でした。この私の正直で適正な商売を評価して頂けるならば、どうか雨を降らせてください。」
するとついに、大雨が降り出しました。その雨で、国中が救われたのでした。これを知った人々は、すぐに自分の店に帰り、秤や巻き尺を正しい目盛りに直しました。(終)
何を伝えたいのか
タルムードに書いてある物語は、全てが様々な解釈ができるものとなっています。ユダヤ人の母親は、子にこの話を聞かせた時、どう思ったかを先に聞きます。この話を聞いて、「いい話だな」と思った人もいれば、どこか違和感を覚えた人もいるでしょう。どちらも間違ってはいません。この話には2つの意味があるのです。
1つ目
1つ目は、単純にスキルよりマインドの方が大切だという意味です。
いくら知識を持っていても、スキルを持っていても、扱う人間が悪ければ本当の豊かさには繋がらないということです。実際、スキルよりも人間性の方がよっぽど大切ですよね。例えば組織で動く時、良い人が多ければ心理的安全が保たれ、生産性を高くできます。グーグルやメタ社も良い人であるかどうかを最も重要にしています。天才ばかりが集まる会社なのに、意外ですよね。でも、よく考えてみると、当たり前です。
まとめると、仕立て屋のように正直なマインドを持つことが大切ということです。
2つ目
さて、違和感を感じた人はこう思ったでしょう。
「そんなバカ正直な話があるか」と。
「怒らないから手を挙げてくださいと言われて手を挙げたのに怒られたぞ」と。こういうのを見ると、正直者は損をすると考える人も少なくないと思います。
その違和感はこれで解消されます。それは、「大雨が降った」をバッドエンドとして捉えることです。
では、バッドエンドの観点を解説しましょう。
おそらく、皆が気になっているのは最後の仕立て屋が祈るところでしょう。
本文中で仕立て屋は「ですが、他の人は違います」「私だけは正直でした」こう言っているのです。急に他の人を落とし、自分を上げていますよね。
たしかに、仕立て屋は40年正直にやってきて、それが神様に称されました。しかし、称された途端、態度を変えて自分だけがちゃんとやってきたと言い出しました。 これほど調子に乗り、周りをディスっていると、もうこれ以上祝福されなくなるでしょう。これは現実でも同じです。
結果が出た途端に態度を変えたり、お金を手に入れた途端に人が変わったり、 初心を忘れる人は少なからず存在します。
色々長くなりましたが、まとめます。 2つ目に伝えたいこと、それは
「自信」と「調子に乗る」を履き違えるなです。「自信」とは自分を信じること、「調子に乗る」とは自分以外は全員クズと思うことなどです。
まとめ
正直で良い人なのはとても大切です。しかし、どれだけ正直に生きたとしても、調子に乗った瞬間、人は離れていきます。
つまり、「本心で誠実になろうとし、本心で他人を褒め、本心で場の雰囲気を良くしようとしてみてください。」ということを伝えたいのです。
最後に
今回は、ユダヤ人の成功の土台となっているタルムードの教えの一部について書きました。「正直者であれ」これは当たり前と思う人が多いですが、当たり前だからこそ難しいのです。このタルムードには、他にもたくさんの物語があるので気になったら調べることをおすすめします。かなり面白いです。
ちなみにこの記事は、YouTuber「Paranoia_パラノイア」さんの動画からインスピレーションを受けて作ったものです。
長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回はいつもと違うトピックについて書きました。
私はこれから、週一くらいでこのようにいつもと違うトピックについて、気分転換をしながら書いていきます。
フォローとスキをしてくれたら最高です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!