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Basic Channel についての備忘録 / BC-04:1993年: Q 1.1 : 1: Q 1.1 I 2: Q 1.1 II 3: Q 1.1 III 4: Q 1.1 IIII

ここ辺りは、らしさを完成しかけてるような印象を受ける。Phylyps シリーズで得た感触をより具体的に仕上げようとしたと思われる。
曲の色は似ているが、かなりおとなしめな色になった感じ。
クラブユースフルともう一つ2人が大好きな音楽の要素を入れ込もうとして(それは今後のリリースとサブレーベルの誕生で明らかになる)、その狭間でやや乱暴な形で生み出された感じがしないでもない。
相変わらず展開少なめ無骨なミニマリズムの塊ともいえる曲調だが、ミニマルフレーズの重ね具合は、ベーチャンらしさがあり、とても好きな曲調。
試行錯誤の結果、今回のトラックは、より音数と音色を抑えたと思われる。トラック1は、その重ね具合のアップデートの素晴らしさがわかる曲。
トラック2は、Phylypsに近いベースとビートに、それよりおとなしめのミニマルフレーズがこれまたややおとなしめに重なる。これが一番無骨な曲調、けどDJには打って付けな曲調とも言える。これとPhylypsをあーして、こーして、、、あーDJしたくなる。
トラック3は、いきなり無骨なベース音から始まる(この音が基本的にこの曲調を決めておりずっと引っ張るんだがすんげぇ無骨なフレーズ)、そこにビートが入り初めて、高音なミニマルフレーズが重なってくる。そして良きところで、高音のパッドがファーーンて鳴る(所謂無限音階なパッド)たった2回だけ。ホント無骨。
トラック4は、偶に出てくる超短いトラック1分10秒しかない。サンプルしてループしてねってことか、はたまた単純に実験的にこんなん作ってみました!って発表したかったのか、この後もいくつかこんなトラックがある。
DJ仲間のそのまた友達とかの中には、トラックを使える、使えないで評価する輩がいて、そんな輩からすれば、使えねーって見向きもしないだろう。
私はそんな輩が嫌いだ、ふーん、まぁねぇって適当に話を流していた、そいつは、Jeff Mills御大の名アルバム「every dog has its day」を使えねーって一蹴してた、本当にアホだ、奥の無い人間ってどうしてもいるし、そういう界隈の音楽コミュニティもあるのも分かるが、音楽を10分の1しか楽しめてないと思う、もったいないお化けにやられてまえ!って心の中で念じるのであった。
いつぞや、DJ ShadowのDJの途中で、プロモーターが、「未来的過ぎる」(ふぁ!?なんじゃそら?)って理由でストップさせたって話題になってたが、それもまさに同じで、奥が無い輩だろう、パリピイェーイって楽しみたいのも分かるが、音楽の深みを味わうことの楽しさをもっと多くの人に知って欲しい!そこが私がこれを書いている理由の一つでもある。
そして話はベーチャンに戻るが、こんなトラックを出すことにも、らしさを感じてしまうほどに、中毒な私Death!
皆さま!分かってると思いますが、人生って1度切りよ!どうせ楽しむなら、とことん楽しんだ方が良いでしょう!
それならば、安易な楽しみに浸るだけでは、もったいないって個人的に思うのですよ!

DJ Shadow のその時の披露するはずだったDJセットが聴けます。
この方もサンプリングミュージックを進化させ続けている、偉大なる人だ。というか、これのどこが未来的なんだろねー?最高にセンスの良いかっけーDJプレイだと思う。

DJ Shadow Apple Music
必聴アルバムは是非聴いてみてください!
(あれ?おれベーチャンのこと書いてるはずだよなw)
#music #音楽 #Basic_Channel #dub #dub_techno #DJ_Shadow

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