Takeru
最近の記事
- 固定された記事
BasicChannelについての備忘録 / BC-09:1994年: Phylyps Trak II 1: Phylyps Trak II/I 2: Phylyps Trak II/II
トラック1は、その名の通りPhylyps Trak のバージョンIIの音なんだねーで、素直に受け止められる。トラック1については、これだけで終わりw (ごめんなぁー、人生は有限だから大切なことに時間使わしてもらうよ!) 今回の肝は、トラック2である。 このトラックは、かなり特殊な特長を有している。 おそらく多くのDJたちがプレイしていると思う。 (つまりは、前段で出てきたトラックを使える、使えないで聴いているアホもきっとこれは使えると言いやがるだろう) 自分たちの音
Basic Channelについての備忘録 / BC-08:1994年: rediance : 1: rediance I 2: rediance II 3: rediance III
1994年のこのリリースを皮切りに、おそらく吹っ切ったと思われる。 やりたい放題感が強い音色。 しかし、これこそがBasic Channelたるスタンスの確立とも言え、この世の全てのdub technoは、ここから始まると言って過言ではないと思う。 トラック1は、なんとビートレス。 想像力の無いDJは困ったかと思う、音の実験をさらに進めてみた、と言った感あり。 この時の時代的な風潮としては、イギリスのWarp recordsがAIシリーズと銘打ちポストレイヴサウンドとして、
Basic Channelについての備忘録 / BC-07:1994年 : Octagon 1: Octagon 2: Octaedre
(それぞれにマガジンタイトルを追記しました。Basic Channelのトラック名だけだと、どんな内容か分からないと思ったのでw) 当時は、どのくらいのインターバルでリリースされてたのか分からないが、前作からの期待値を全く意識してないかのような無骨展開まっしぐらの高速BPMミニマルの2トラック。 リリース当時は、私はまだ高校生だったのでリアルタイムでの状況は分からない。20歳前半頃に知り、そこから辿っていった。 当時のDJたちは、どんな気持ちでこのリリースを受け止めただ
- 固定された記事
マガジン
記事
Basic Channel についての備忘録 / BC-06:1994年: Quadrant Dub : 1 : Quadrant Dub I 2 : Quadrant Dub II
これは、歴史的な名作。 エレクトロニック・ミュージック界隈で、この曲を知らない人は少ないでしょう。 そこの別ジャンルの音楽ファンのお方たち~!! ぜひこの曲を聴いてみて欲しい! ちょっといつもとは違う音を楽しみたいなぁって最近お思いの方には、マジでオススメする!!!!! これを初めて聴いた時の感動は今でも忘れられないほどに、胸に刻まれてる。私がこのBasic Channelを知るきっかけは、Tresorのコンピレーション(Tresor.123)に入っていたM04A(M4 :
Basic Channel についての備忘録 / BC-05:1994年: Inversion : 1: Inversion 2: Presence
1994年、個人的にはここからベーチャン伝説が始まったと言えよう。 今までの試行錯誤を繰り返した結果がついに素晴らしい形で現れる! 表題トラック1は、本当に素晴らしい!クラブユースフルでありながら、聴き込めるダブテクノに仕上がってんの!! この当時で、これはとても凄いこと!サッカーで言えば、1990年代に突如現れたポリバレントな選手!(なぜにサッカー!?筆者がサッカー好きなだけw BPMはやや早め、その早めのイーブンキックに疾走感のあるベースがうねり重なるビートで始まる、そ
Basic Channel についての備忘録 / BC-04:1993年: Q 1.1 : 1: Q 1.1 I 2: Q 1.1 II 3: Q 1.1 III 4: Q 1.1 IIII
ここ辺りは、らしさを完成しかけてるような印象を受ける。Phylyps シリーズで得た感触をより具体的に仕上げようとしたと思われる。 曲の色は似ているが、かなりおとなしめな色になった感じ。 クラブユースフルともう一つ2人が大好きな音楽の要素を入れ込もうとして(それは今後のリリースとサブレーベルの誕生で明らかになる)、その狭間でやや乱暴な形で生み出された感じがしないでもない。 相変わらず展開少なめ無骨なミニマリズムの塊ともいえる曲調だが、ミニマルフレーズの重ね具合は、ベーチャンら
Basic Channel についての備忘録 / BC-03:1993年: Lyot Rmx : 1: Lyot Rmx 2: Phylyps Rmx
ここら辺からダブ感を醸し始めるトラック1。 Mシリーズの2番 vainqueurのlyotのリミックス。 後に数々のフォロワーを生み出すダブテクノの原型のようなもの。乱暴な言い方すれば、ほとんどフォロワーはこの曲に似ていて、越えられていない、God of Dub Techno、いやそれは言い過ぎかなぁ、Mシリーズがそれに当たるかなぁ。 このブヨーン、ボワーン感は、ハマると抜け出せない。現に私は抜け出せてない、まぁ抜け出せないからといってなんてこと無いが、この良さを分かる人に
Basic Channel についての備忘録 / BC-02:1993年: Phylyps Trak: 1: Phylyps Trak 2: Phylyps Base 3: axis
ベーチャン(Basic Channelのこと、DJ仲間の間では、皆んな略称してそう呼んでた)節の片鱗を感じる、表題トラックのPhylyps Trak、始めは、ベーチャン節なモコモコベースとモコキックのビートで始まり、後追いして聴いた私は「そうそう、これこれ!この感じ待ってました!」って感じた!(キャッキャ😍キャッキャ😍) 3分過ぎからは、インダストリアルテクノ風味なキンキンした音色のミニマルなフレーズがビートの尻を引っ叩くように唸りを繰り返す、BC02からミニマルなフレーズの
Basic Channel についての備忘録 / BC-01:1993年: enforcement : 1:enforcement 2: mills mix 3: recall
バリバリアシッド風味、BPMも150!時はアシッドハウスリバイバルブーム、その時流に乗るつもりであったかは定かではないが、その時代においてテクノロジー的にもこのような音を出す試みは各所で流行ったんだろう。 このブームを産んだのは、かの名機TB303であり、そのシンセは日本のRolandというメーカー製である。 日本人にはあまり知られてないかもしれないが、実はエレクトロニック・ミュージックに果たした貢献度合で言えば、日本という国はとても大きいのである。特にシンセや機材面では際立