詩)都築郷士『ぶうつく』呟きの如く・31 附・詩人の為の秋冬ワードローブ集
石仏誰が持たせし艸クサの花 一茶
「七番日記」より
この石仏は可愛ひ..なんという言ひ草なのか(笑)。いや、この秋草の花、御供へと言ふより、こちらに進呈しやうとしてゐるふうにも見えるし。一茶の主眼は、「誰が」の部分であらう - 彼は対話をいつでも仕掛けてくる。花を持たせたのは、誰なんだらうねえ、どんな人かねー?想像を讀者と共にしやう、そんな構へである。ほのぼの、だけぢやなく、其処のところ通り過ぎぬやう。(都築)
※
矢鱈にさコスト・パフォーマンス云ふからさ髙くてもなど捨て身のジョーク
(©都築郷士)
お前ら貧乏人には、とお互ひ言ひ合つてゐる。消費者は、バカだ。
※
【川辺のカフカ】
誰に気兼ねなく、と言ふんで
流れてきた。
桃太郎傳説ではない -
(桃は好きだし、吉備団子も笑)
私には しかし
犬ゐず 猿ゐず 雉子ゐず、
(私ぢやあるまいに)団子の三四個で
寝返り打つ者などをらぬ、とは
存じてゐるつもりだ。
願ひ、
要は流れ流れて誰にも見つからぬと..
そんな、心の虚栄やも知れぬ、が、切實な。
詩は、私の死後焼かれてしまふだらう、
それでも構はない。
だがその桃ではない何物かを
断ち割らなければ -
私のgemは勝ち得ない。
一体何処を流れて來たのか、
そんな謎かけだ。
マックス・ブロートに
君はなれるか?
©都築郷士
※
詰まらぬはうちの塀に貼る政党P. 郷士
P.はポスターの略。政策コピーが虚ろである、特に保守系政党の。殆どが新自由主義の主張である。これでは更に日本國にスラムが倍増する。愚策に違ひない。(自註)
※
【恐るべき君らの】
おつぱいがいつぱい、
それは米国ステイツの性慾だつた筈だ
下手に輸入してしまつたね、
日本に入り
ガラパゴス化した。
恐るべき乳房は..
うむ、言へぬ。眞實は -
私も感染者だからだ!
おゝスウェター・ガールズよ。
©都築郷士
おしまひです。アデュー。
それはなう河童も秋の冷水ぢや 郷士
オマケ~。ぢやまた。
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